ジョージア映画史に残る傑作『青い山 本当らしくない本当の話』の最長老エルダル・シェンゲラヤ監督が 21 年ぶりに贈る人生賛歌「The Chair(原題)」が、邦題『葡萄畑に帰ろう』として、2018 年 12 月 15 日(土)より岩波ホールほか全国順次公開することが決定した。

ジョージアの魂=葡萄畑が広がる故郷への愛を謳いあげる

画像: ジョージアの魂=葡萄畑が広がる故郷への愛を謳いあげる

『放浪の画家 ピロスマニ』以降、ジョージア(グルジア)映画に注目してきた岩波ホールは、創立 50 周年にあたる本年、『花咲くころ』に始まり、テンギス・アブラゼ監督『祈り』3部作、10 月の「コーカサスの風 ジョージア映画祭 2018」を上映。そして 18 年のジョージア映画のラストを飾るのが、本作『葡萄畑に帰ろう』となる。

物語の主人公は、故郷に残した母のことはすっかり忘れ、政府の要職で大臣の椅子の座り居心地を満喫しているギオルギ。妻を早くに亡くし、娘とは少し折り合いはわるいものの、新しい恋まで手に入れた。それなのに、突然、大臣をクビに。ギオルギは災難に見舞われるのだが…。

監督は『青い山 本当らしくない本当の話』の名匠エルダル・シェンゲラヤ、85 歳。『放浪の画家 ピロスマニ』のギオルギ・シェンゲラヤ監督を弟に持ち、ジョージア映画界の最長老として多くの人々に尊敬されている。

ジョージア国会副議長を務めたこともある監督は、2006 年に一切の政治活動を辞し 21 年ぶりに本作を完成させた。実際に政界に身を置いていた経験があればこそ描くことができた権力社会への痛烈な風刺を、大らかなユーモアで包み、ジョージアの魂=葡萄畑が広がる故郷への愛を謳いあげる。

葡萄畑に帰ろう
12/15(土)より 岩波ホール他全国順次ロードショー
配給:クレストインターナショナル、ムヴィオラ

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