一家が本当の「家族」になるまでの試練と葛藤、そして深い愛情
本作の舞台は1953年、朝鮮戦争の終戦直後。現場仕事で生計を立てるサムグァン(ハ・ジョンウ)は、ポップコーン売りの美しいオンナン(ハ・ジウォン)に一目ぼれし、彼女には羽振りのいい恋人がいると知りながらもプロポーズする。オンナンの父親を説得し、結ばれた2人。利発な長男をはじめ3人の子宝にも恵まれ、貧しいながらも幸せに暮らしていたが、11年間育てた息子が他人の子ではないかという噂が流れ……。
原作は出版されるや中国で大ベストセラーとなった中国の作家・余華の「血を売る男」(河出書房新社)。日本をはじめ韓国、台湾、アメリカ、イギリス、ブラジル、ドイツ、イスラエルなど世界中で翻訳・出版されている。名優ハ・ジョンウによって、韓国に舞台を移しての映像化という点でも、大きな期待と注目を集めた作品だ。
監督・主演は、『1987、ある闘いの真実』など、韓国映画界第一線で活躍するハ・ジョンウ。美しい妻オンナンには『マンハント』、「奇皇后」のハ・ジウォン。『お嬢さん』のあと、本国で『毒戦(原題)』『工作(原題)』など注目作への出演が続く名バイプレイヤーのチョ・ジヌン、活動を再開した人気女優「コーヒープリンス一号店」のユン・ウネなど、韓国人気俳優陣が集結した。
今回解禁された予告編では、大工仕事の傍ら、血を売ることで家族を支える、ある一人の男の葛藤と、父としての成長、家族の繋がりが描かれる。11年間育てた息子が他人の子ではないかという噂が流れる中、一家が本当の「家族」になるまでの試練と葛藤、そして深い愛情が映し出されている。
http://www.finefilms.co.jp/kazoku/
いつか家族に
12月22日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー
配給:ファインフィルムズ
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