2019年1月14日(月・祝)に、東京・NHKホールにて『八甲田山』のシネマ・コンサートの開催が決定した。

天は我々を見放した…大ヒットを記録した日本映画史に残る名作が帰ってくる

画像: 天は我々を見放した…大ヒットを記録した日本映画史に残る名作が帰ってくる

同映画は1977年に監督・森谷司郎、脚本・橋本忍、音楽・芥川也寸志、撮影・木村大作で公開された。原作は新田次郎の「八甲田山死の彷徨」(新潮社版)。真冬の青森県・八甲田山の山中でふたつの連隊が雪中で演習行軍し、199名の死者を出した実在の出来事を題材にした作品。出演は、弘前歩兵第三十一連隊の徳島大尉役の高倉健、青森歩兵第五連隊の神田大尉を演じた北大路欣也他、豪華出演陣が名を連ねている。高倉健は映画公開当時46歳、演技者としてまさに脂がのりきった名演で魅了する。北大路欣也は33歳の若さをぶつける熱演を披露している。
「天は我々を見放した...」「八甲田で見たことは、一切喋ってはならぬ...」と、映画本編の台詞から取られた公開時のキャッチ・コピーが話題を呼び25億円を超える配給収入を記録、同年に公開された邦画の動員1位となった。製作は橋本忍率いる橋本プロダクションで、前作『砂の器』に続いての大ヒットとなった。

画像: 高倉健

高倉健

画像: 北大路欣也

北大路欣也

シネマ・コンサートは映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートのみを映画の上映にあわせてフル・オーケストラが生演奏する「映画上映+ライブ」の複合型エンタティメント。過酷なまでの雪中行軍の背景を壮大なオーケストラの音楽が流れるシーンは圧巻、まさにシネマ・コンサートで体感したい作品だ。音楽を担当した芥川也寸志は、この作品で第1回日本アカデミー賞の音楽賞を受賞した。シネマ・コンサートの演奏は名門オケの東京交響楽団。メンバーこそ違うが、公開時の映画音楽も同楽団が演奏している。
『八甲田山』シネマ・コンサートのチケットは10月13日(土)より各プレイガイドにて発売される。

<『八甲田山』シネマ・コンサート/公演概要>

日時:2019年1月14日(月・祝) 開場 15:00 / 開演 16:00  
会場:東京・NHKホール
演奏:東京交響楽団
チケット料金(全席指定/税込):9,800円 ※未就学児入場不可
チケット発売日:10月13日(土)~
上映作品:『八甲田山』 (1977年)
上演時間:2時間49分 途中休憩:20分あり
製作:橋本忍/野村芳太郎/田中友幸
原作:新田次郎「八甲田山死の彷徨」(新潮社版)   
監督:森谷司郎  脚本:橋本 忍  音楽:芥川也寸志 撮影:木村 大作  
出演:高倉健/北大路欣也/加山雄三 他

©1977 橋本プロダクション/東宝映画/シナノ企画

This article is a sponsored article by
''.