今までみたことのなかったヒュー・ジャックマンの新境地を予感させる
『グレイテスト・ショーマン』で実在の人物を演じたヒュー・ジャックマンが本作で演じるのは、圧倒的カリスマ性を誇る若き天才政治家、ゲイリー・ハート。知性とカリスマ性を兼ね備えた彼は、ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、大統領選挙当選は確実視されていた。しかし、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ“ある疑惑”が一斉に報じられると事態は一変する。あの日、一体何が起きたのか?
選挙キャンペーンスタッフ、報道の信念をもったジャーナリスト、トクダネが欲しい記者、ハートの
妻と娘、それぞれの視点で描かれるドラマは、圧倒的なスピード感と臨場感で、観客をまるで、自分がその中の一員であるかのように引き込む。監督は『マイレージ、マイライフ』でアカデミー監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマンが務める。
このたび公開された予告映像は、大統領選挙で当選確実とされていた≪フロントランナー≫ゲイリー・ハートの突然の失脚を映し出す。「たった一つの報道が、たった一つの人生を消し去った―。」スキャンダルの顛末に興味を掻き立てられ、今までみたことのなかったヒュー・ジャックマンの新境地を予感させる映像となっている。
アメリカでは、11月6日に行われた中間選挙当日に4館で限定公開、11月21日に全米ワイド公開となる。今後のトランプ政権の行方を占う上で重要な意味を持つ選挙当日にあえて公開することで、1988年からの30年間に政治、ジャーナリズム、そして国民のメディア・リテラシーがどのように変化したかを見つめることを促すかのようだ。いま本当に国民が必要なものは何なのか、メディアは何に焦点を当てるべきなのか―。
実在の人物を演じるにあたり、ヒュー・ジャックマンは彼に関する膨大な資料を読み込み、ゲイリー本人とも対面。今まで演じてきた役柄と大きく異なる新たな挑戦に激しい情熱とエネルギーを注ぎ込んだ。
フロントランナー
2019 年2月1日(金)TOHO シネマズ日比谷他全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ