クリスマスのルーツは名作『クリスマス・キャロル』にあった!
世界中に広がるクリスマスのお祝いのルーツを生んだといわれるイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作小説『クリスマス・キャロル』。170年以上も世界中で読み継がれる不朽の名作の誕生秘話をファンタジーとして描いた伝記ドラマ。クリスマスを題材にした小説を書こうとしていた若き文豪ディケンズの前に、小説の登場人物スクルージの幻影が現われる……
ディケンズ役は「美女と野獣」のダン・スティーヴンスで、スクルージには「ゲティ家の身代金」のクリストファー・プラマーが扮している。共演はほかに「黄金のアデーレ 名画の帰還」のジョナサン・プライス、「パディントン」のジャスティン・エドワーズ、「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」のモーフィッド・クラークら。
レス・スタンディフォードの原作を最新版「赤毛のアン」シリーズのスーザン・コインが脚色、「ダウンタイム」のバハラット・ナルルーリが監督した。音楽は「手紙は憶えている」のマイケル・ダナ。
落ち目の作家ディケンズは、再起を懸けてクリスマスが題材の小説に着手
1843年、ロンドン。落ち目の作家ディケンズ(スティーヴンス)は生まれてくる赤ん坊のためにも新作を当てなければならない。だが、友人でエージェントのフォースター(エドワーズ)と共に出版社を訪ねても前渡し金は断わられてしまう。
街をさまよううち墓地に迷い込んだディケンズは、偏屈そうな老人が呟いた『くだらん』という言葉にインスピレーションを得て、クリスマスを題材にした小説を書くことにした。しかし出版社は乗り気ではなく、自分で出版することになる。期限は6週間後。執筆が始まった。
物語を進めるディケンズの前に主人公の老人が現れる
主人公の名前を決めた時、老人が部屋に現われる。主人公スクルージ(プラマー)だ。彼と問答しながら細部を詰めていくディケンズ。三人の幽霊のエピソードもひらめき執筆が軌道に乗ったかと思われたところに、金にだらしない父(プライス)がやってくる。幼い頃、この父のために苦労させられたディケンズは改めて父と向き合うことになるが……
「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」
2018年11月30日(金)より全国公開
出演/ダン・スティーヴンズ、クリストファー・プラマー、ジョナサン・プライス
監督/バハラット・ナルルーリ
配給/東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
©Bah Humbug Films Inc. & Parrallel Films(TMWIC) Ltd. 2017