アドレナリン全開!モノ凄アクション6連発
01:高度7620mからのヘイロージャンプ
高度7620メートルからのスカイダイビング。飛行機を飛び降りる瞬間からヘルメット越しでトムの表情を捉え、アクロバット落下、地上すれすれでパラシュートを開くまでの一連のアクションをほぼ切れ目なしで撮影。まさしくすべてトムの自演なのが一目瞭然。ぐんぐん地上が眼前に迫ってくるスリルは圧巻だ。
メイキング秘話:
映画史上初ともいえる高さでのダイビング撮影。落下速度は時速320キロ。この速度で空中衝突したら命の保証はない。そんな中でトムは、空中カメラマンときっちり90センチの距離を保つという超難度のダイビングをこなした。
02:衝突ギリギリのバイクスタント
ソロモンを脱獄させたためパリ警察に追われるイーサン。もともとバイクスタントには自信ありのトム。とはいえ、1メートル足らずの狭い車間を高速ですり抜け、対向車を間一髪でかわす度胸とテクニックには感嘆とハラハラが止まらない。最後の衝突シーンは、本当に大丈夫だったの?と目を丸くしてしまう。
メイキング秘話:
パリの路上は石畳のため非常に滑りやすい。ちょっとのミスで転倒したら最後、トムはノーヘルメットだから命の危険は免れない。撮影クルーとトムは、1秒の狂いも許されないコンビネーション・プレイを見事成功させた。
03:全力疾走のビルジャンプ
逃走する敵を追うイーサン。指示通りに走るが、そこにはパソコン上ではわからない“落差”という落とし穴が…トムの全力疾走の姿は本当にカッコよく、シリーズお約束シーンの一つ。ビルの屋上を駆け抜けそのまま隣のビルへジャンプ!というシーンをワンショットで撮れるのも彼自身のスタントだからこそ。
メイキング秘話:
皆が口を揃えるのは、トムは安全を100%確保しなければ絶対に撮影を進めない、ということ。にもかかわらず、骨折事故を招いてしまったのがこのジャンプ。衝撃を和らげようとつい足を出してしまった…とは本人の弁。
04:ヘリのロープから垂直落下
ヘリチェイスは見どころ連発。まずは高速で飛行するヘリにぶら下がるスタント。ロープをよじ登るものの最後に手を滑らせ10数メートル下の荷物に激突、という垂直落下シーンを、地上数100メートルの上空でこなすトム。雲の彼方から彼がロープにしがみついている姿を撮ったショットは、もはや神々しいほど。
メイキング秘話:
このシーンの最大の難関は強烈な寒さと風と気圧だった。上空の気温はマイナス10°Cで、ロープをよじ登る時も手の感覚はほとんどなかったそう。そんな超人トムだが、ロープから手を離す瞬間はさすがに躊躇したとか。
05:墜落寸前のキリモミ降下
ヘリチェイスの後半。ヘリを制圧し、自身が操縦桿を握って敵機を追撃するイーサン。が、操縦など初めてなのでキリモミ降下して墜落寸前!この危険きわまりないスタントもトム自身がこなしている。主演俳優が操縦桿を握るなんて前代未聞。ヘリに取り付けられたカメラがトムの本気の表情をはっきり捉える。
メイキング秘話:
このシーンでトムは、操縦士、俳優、カメラマンの三役を一人でこなした。そんな状況の中、危険すぎる“らせん降下”を自分でやる、と言い出した時はさすがに全員が反対したが、トムは見事にこれをやり遂げてみせたのだ。
06:断崖絶壁でのクリフハンガー
核爆弾の起爆装置をめぐる敵との最後の肉弾バトルは、垂直に切り立った崖の上という目もくらむアクション。足下は本気で何もない奈落の底、その絶壁で文字通りのクリフハンガー・アクション。そこにシリーズおなじみの“爆発まであと何秒!”のスリルが加わる。過去のアクションの集大成といえる名シーン。
メイキング秘話:
ロケ地はノルウェー。最高のロケーション!と決めたはいいが、土砂降りや雹に悩まされ、風が強い時は立っていられないほどだったそう。そして最大の問題はクルーがここまで登れないこと。結局ヘリでの移送となった。
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