ノーベル賞受賞の栄光に隠された熟年夫婦の愛と秘密
世界最高の権威を誇るノーベル賞授賞式を背景に、人生の晩年に差し掛かった熟年夫婦の危機を描き、男女のリアルな心の機微を残酷にあぶりだす心理サスペンス。
メグ・ウォリッツァーの原作をジェーン・アンダーソンが脚色し、ベルリン映画祭銀熊賞受賞歴のあるスウェーデンのビョルン・ルンゲが監督。
世界的な作家である夫を支えてきた“完璧な妻”を演じるグレン・クロースが本年度ゴールデングローブ賞主演女優賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞。アカデミー主演女優賞にもノミネートされている。夫役には「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」のジョナサン・プライス。
夫妻を追いつめる記者役にはC・スレーター
現代文学の巨匠ジョゼフ・キャッスルマン(プライス)と妻ジェーン(グレン)の元にノーベル文学賞受賞の知らせが入った。二人は躍り上がって喜び、息子と共に授賞式に向かう。
会場となるストックホルムでは大勢の人々が夫妻と駆け出し作家でもある息子デビッド(マックス・アイアンズ)を歓迎するが、ジョゼフの伝記を書こうとしているナサニエル(クリスチャン・スレーター)という男の存在が波紋をもたらす。
ジェーンは大学時代は文学的才能を認められていたが、女性作家が活躍できる時代ではなく、やむなく作家になることを諦めた過去があった。そして当時の指導教授だったジョナサンと恋に落ち、妻帯者だった彼を妻から奪うように結婚したのだ。そしてその頃から彼の作品は急に評価が高くなっていた……
「天才作家の妻 40年目の真実」
1月26日(土)より全国公開
出演/グレン・クロース、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター
監督/ビョルン・ルンゲ
配給/松竹
©Meta Film London Limited 2017