本作の始まりはMiu Miuのプロジェクトで発表された短編
本作はNYスケートシーンの現実とガールズスケーターたちの友情と絆を描いた青春映画。さまざまな人種的バックグラウンドをもつ少女たちが、男社会に生きる女性の生き様と、仲間意識や自己発見の大切さを学び成長していく。
物語の主人公は、ニューヨーク郊外に住む17歳の内気な女の子カミーユ。彼女はスケートボードに熱中しているが、怪我が原因で母親からスケートを止めるように言われる。
そんなある日、彼女は“スケート・キッチン”と呼ばれる女の子たちだけのスケートクルーと出会い、彼女たちの一員となる。母親との関係は悪化しつつも、どんどんスケートにのめり込んでいくカミーユは、謎のスケートボーダー男子に恋をする。だが、この男子との関係はスケボーのトリックを決めるよりも難しいことが発覚する…。
本作は、2011年よりMiu Miuが始めたプロジェクト「Miu Miu Women’s Tales」(Miu Miu【女性たちの物語】)の1本として、2016年「That One Day」というタイトルで発表された短編が元になっている。このプロジェクトの監督にはダコタ・ファニング(女優)、河瀬直美(『あん』監督)、アニエス・ヴァルダ(『冬の旅』監督)などが選ばれている中、クリスタル・モーゼルが監督した「That
One Day」は世界中で注目を浴び、『スケート・キッチン』として長編化されることになった。
昨年のサンダンス映画祭で絶賛され、各国の映画賞を受賞した本作にはスケート・キッチンのメンバーのほか、ジェイデン・スミスも出演している。
スケート・キッチン
2019年5月10日(金)より 渋谷シネクイントほかにてロードショー
配給:パルコ
© 2017 Skate Girl Film LLC.