いまなお圧倒的な人気を誇るウィーンを代表する画家クリムトの魅力を凝縮したドキュメンタリー映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』が2019年6月に公開されることが決定した。
19世紀末のウィーンで華麗に花開いた黄金時代が今映画で甦る
19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ。人間の不安や孤独や恐れを、世紀末的官能性のなかで描いたその作風は、今も色褪せることなく輝きを放ち、人々の心をとらえ続けている。
本作『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』は、ふたりの没後100年となる2018年に製作された注目の美術ドキュメンタリー。豊富な映像資料で、クリムトとシーレが生きた19世紀末ウィーンに花開いたサロン文化と、彼らの愛と官能性に満ちた絵画をつまびらかに見せつける。その精密な絵画の世界は見るものを、いつしかウィーンの世紀末にいざなってゆく。
本作はまた、2019年4月23日より7月10日まで東京都美術館にて開催される「クリムト展 ウィーンと日本1900」の特別タイアップ企画でもあり、映画と展覧会を併せて楽しむこともできる。
さらに日本語ナレーションを俳優の柄本佑が担当。公開決定のリリースに合わせ、海外ドキュメンタリー映画のナレーションは初めてとなる柄本が、その興奮を感想として寄せた。
柄本佑(日本語ナレーション)コメント
この作品に携わって油絵とか描いてみたくなったというか、ある種の制作欲みたいなものが沸いてきました。いい絵を知り、壮大な音楽を聴き、芝居のいい言葉を知る。この映画では知らないことを知るチャンスに出会えると思います。知らない世界を贅沢に味わえる機会なのでぜひご覧ください。余談ですが、クリムトの『接吻』はTシャツを持ってるくらい好きです!
クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代
2019年6月より、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開
配給:彩プロ