実際の強盗事件をバート・レイトン監督が映画化
2004年、4人の大学生が大学の図書館から時価12億円のヴィンテージ本を盗み出そうとした実際の強盗事件を、これが長編初監督となるバート・レイトンが映画化。本人たち自身も映画中に登場させるというドキュメンタリーとドラマのハイブリッド手法を採っている。
「X–MEN」シリーズのエヴァン・ピーターズ、「ダンケルク」のバリー・コーガンら注目の若手実力派俳優が共演。
何かスペシャルな経験をしたいと願う大学生スペンサー(コーガン)と、誰よりも自由を求めるウォーレン(ピーターズ)は退屈な日々を持て余していた。
そんな中、スペンサーは自分の大学の図書館に時価十二億円の稀覯本『アメリカの鳥類』があることを知る。これを盗み出し売り払えば、大金が手に入る。二人はFBIを目指す秀才エリック(ジャレッド・アブラハムソン)と学生起業家として成功しているチャズ(ブレイク・ジェナー)を仲間に引き込み、「オーシャンズ」や「スナッチ」「レザボア・ドッグス」などの犯罪映画を参考に前代未聞の強盗計画を練っていく。
時価12億円の稀覯本 『アメリカの鳥類』とは
本作で四人の大学生が狙う『アメリカの鳥類』は野鳥が実物大で描かれた巨大な画集。100部程度しか存在しない“最も高価な本”の一つで、多くは大学図書館などに保存され、時価12億円相当とされる。
「アメリカン・アニマルズ」
2019年5月17日公開
原題:アメリカの動物たち/米=英/2018年/1時間56分/ファントム・フィルム
監督:バート・レイトン/出演:エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソン、アン・ダウド
©AI Film LLC. / Channel Four Television Corporation / American Animals Pictures Limited 2018