落ち目のプロデューサーとワケありYouTuber少女がタッグを結成!
本作は、“インドの国宝”アーミル・カーンが贈る、とことん壮絶な困難を乗り越え、夢を諦めない少女のドリーム・サクセスストーリー。
2017年にインドで公開された本作は世界興収約170億円の大ヒットを果たし、今年日本でロングランヒットとなった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が記録していたインド映画としての世界興収記録を塗り替え、『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に続くインド映画で歴代世界興収第3位を奪取した(2019年4月現在)。
主人公は14歳の少女インシア(ザイラー・ワシーム)。彼女のただ1つの夢はインド最大の音楽賞のステージで歌うこと。しかし厳しい父親は、叶わない夢に大反対。歌うことを禁じてしまう。
そこで彼女は顔を隠して歌った動画をこっそりとYouTubeにアップ。彼女の歌声はたちまち大人気となり、その話題は若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマール(アーミル・カーン)との出会いをもたらすが・・・?
主人公の少女インシアを演じるのは、若き天才女優ザイラー・ワシーム。『ダンガル きっと、つよくなる』で父の夢を叶えようとレスリングに打ち込む少女を熱演した彼女が、本作では夢をあきらめない等身大のティーンエイジャーの少女をみずみずしく演じ、インドのアカデミー賞といわれるフィルムフェア賞で審査員選出最優秀女優賞を受賞。
アーミルは本作では助演に徹し、インシアのために一肌脱ぐことになる落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールを怪演する。『ダンガル』で父娘役で共演したふたりが本作では文字通り“タッグ”を結び人生逆転をかける。
その他、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』で迷子の少女の母親役を好演したメヘル・ヴィジュがインシアの母親役を演じており、娘の夢を応援する心優しくも芯の強い母の姿は強い印象を残す。
監督・脚本を務めるのは、アーミルの元マネージャーとして出演映画の製作スタッフなども担当し本作が監督デビューとなるアドヴェイト・チャンダン。
アーミルは、仕事仲間が自分のマネージメント業務の傍ら脚本を書き進めていたという渾身の企画に対して「君は僕のマネージャーなんだから、いつでもスケジュールを調整してよ」と出演を自ら買って出ただけでなく、プロデューサーも兼任している。
「自分の夢を守る権利があること、自分らしく生きる勇気を持つことを教えてくれる」とアーミルが語る通り、この少女が険しい道で自分の夢を追う姿に、インド全土のみならず、世界が喝采を送った。
日本版ビジュアルでは、「私には、歌がある。」というインシアの心境を表すかのようなキャッチコピーとともに、インシアが宝物であるアコースティックギターを抱えて笑顔を浮かべる姿を捉え、何があっても夢に向かって突き進む力強さを感じさせる。
そして劇中ではどこかうさん臭さもあるシャクティだが、穏やかな笑顔を見せる劇中の重要シーンが切り取られている。
シークレット・スーパースター
2019年8月9日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
配給:フィルムランド、カラーバード
©AAMIR KHAN PRODUCTIONS PRIVATE LIMITED 2017