レオ&ブラピの2大スター共演が話題の超話題作
2015年の『ヘイトフル・エイト』から4 年ぶりとなるファン待望のタランティーノ新作は、『ジャンゴ 繋がれざる者』 (2012)でタランティーノ監督作初出演となったレオナルド・ディカプリオと、『イングロリアス・バスターズ』(2009)で同監督作初主演を果たしたブラッド・ピットの 2大スターの豪華顔合わせが注目を集めている話題作。
現在開催中の第72回カンヌ映画祭のコンペティション部門に正式出品され現地時間21日ワールドプレミアとして本編がついに世界初お披露目され、同時に解禁された最新予告は、全編タランティーノがこだわりぬいて再現した1969年当時の音楽と色彩、そしてハリウッドの街並みを背景に、秘密のヴェールに包まれていたストーリーが垣間見れるものとなっている。
今回解禁された予告には、ハリウッドで俳優として再び栄光を取り戻そうとしている落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、長年彼のスタントマンを務めているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が、アル・パチーノ扮するいかにも映画界の大物風のシュワルツにバーで会うところからスタートする。
また、リックが映画界での生き残りを賭けて苦戦しているさまが描かれ、その傍らスタントマンとしてリックと軽口をたたきながらも彼を励ますクリフとの友情も垣間見られる。また、スタントマンという役柄だけに50代とは思えないブラッド・ピットの肉体美とブルース・リーのアクション・シーン、当時の実在の映画のポスターやパロディなど、映画ファンにはたまらないシーンも盛たくさん。
そして、シャロン・テートを演じるマーゴット・ロビーは「私はシャロン・テート」と名乗り、この直後に悲劇に見舞われることなど予想だにしていない溌溂とした姿をスクリーンに見せている。
最後には「この街では─何もかもが一瞬で変わってしまう」という意味深なリックのセリフは、一夜にしてスターを生む出す一方、残酷なまでの惨劇も生まれ得るというハリウッドの光と影を暗示しているかのようだ。
2019年8月30日(金) 全国ロードショー 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント