ブリー・ラーソン&ウディ・ハレルソンが久々の共演を振り返る
本作は「ルーム」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンと「ショート・ターム」の監督・脚本を務めたデスティン・ダニエル・クレットンのコンビが、全米350万部突破のベストセラー小説『The Glass Castle』を映画化。過去とともに忘れようとした父の、正しくはないけれど強烈で深い愛が観る者の心を震わし、一歩前へ進む勇気をくれる感動のヒューマンドラマだ。
この度、主人公のジャネットを演じたブリー・ラーソンと彼女に多大なる影響を与える父親を演じたウディ・ハレルソンが明かす本作の撮影秘話と新場面写真が到着した。
ブリー・ラーソンはウディ・ハレルソンとの二度目となる共演を振り返り、「素晴らしい相手役だった。私たちはとても相性がいいの!泣くシーンを撮影した時もウディは私のことを気遣ってくれて、ありがたかった。俳優の大先輩だけど、ウディはとても親しみやすい人なの。だから、父娘の役は演じやすかったわ」と感謝の気持ちを伝えた。
ハレルソンも「ブリーは現状に甘んじることなく、いつも仕事熱心で素晴らしいよ。久しぶりの共演はとても楽しかったね」と語り、「撮影の合間に、キャストやスタッフたちとパーティーをしたんだ。家族のようでとても楽しかったよ」と明かした。
本作では実在の人物を演じるにあたり、ブリー・ラーソンとウディ・ハレルソンは原作者のジャネット・ウォールズに直接会って、役作りに生かしたという。ブリーは「どの作品でも役作りは念入りにする方なの。特に今回はジャネットと彼女の家族のことを深く知る必要があると思った。だから、気になることが出てくるとジャネットにメールや電話でしつこく尋ねたわ(笑)。彼女は根気強く付き合ってくれてたの」と語り、実在の人物を演じる上でのアプローチ方法を明かした。
ウディ・ハレルソンは日本の観客に向けて、「これが映画からのメッセージだということを決めつけたくないんだけど、誰しもが共感できる”家族の物語”なので、ぜひ多くの人に観てもらいたいね」とアピール。ブリーも「両親と共に育ち、経験したことすべてが今の自分自身を形作っていることを改めて考えさせられると思う。家族の存在は誰にとっても、大切な心の核となるものよ」と本作に込められたメッセージを語った。
STORY
『ニューヨーク・マガジン』で活躍する人気コラムニスト・ジャネットの父は家族のために“ガラスの城”を建てるという夢を持つエンジニアで、母はアーティストだ。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父は、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを父は“チビヤギ”と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかない父は次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。ジャネットは大学進学をきっかけにニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…
「ガラスの城の約束」原題:The Glass Castle
監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『ショート・ターム』)
脚本:デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ラナム
原作:ジャネット・ウォールズ 「ガラスの城の約束」(ハヤカワ文庫)
出演:ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ
配給:ファントム・フィルム
©2019 Lions Gate Entertainment Inc. All RightsReserved.