香港の巨匠フルーツ・チャンによる新たな傑作が誕生
不朽の青春映画『メイド・イン・ホンコン』を生んだ、香港を代表する映画作家フルーツ・チャン。本作『三人の夫』は『ドリアン・ドリアン』『ハリウッド★ホンコン』に続く「娼婦三部作」の最終章だ。
主人公は、常人離れした性欲を持つムイ(クロエ・マーヤン)。停泊する船の中で客を取りながら年老いた漁師の夫と生活をしている。彼女に夢中になった青年(チャン・チャームマン)は船に通いつめ多額の持参金で漁師を説得し、ムイと結婚し新婚生活を始める。
はじめは順調だった陸での生活だが、彼一人では彼女を満足させることが出来ず、ムイと共に船に戻ることを決意する。そして、ムイと夫たちとの奇妙な生活が幕を開ける…。
香港に伝わる人魚伝説を背景に、停泊船で客を取り続ける女と彼女の夫たちとの生活が「海」「陸」「空」3つのパートに渡って描かれる。
第31回東京国際映画祭コンペティション部門でのワールドプレミア上映を皮切りに、アジア各地で好評を博し、尽きることない性欲を持つ主人公ムイを演じたクロエ・マーヤンは第55回金馬奨 主演女優賞にノミネート、第38回香港電影金像奨 主演女優賞を受賞した。
このたび解禁されたポスタービジュアルは、上半身もあらわに寝そべるムイ(クロエ・マーヤン)の妖艶さとあどけなさが同居した印象的なショットが全面にあしらわれている。「私は求められ続け、求め続ける―」というコピーが示唆する彼女の生活と、タイトルである「三人の夫」が織り成すフルーツ・チャンメイドのドラマに期待が高まる一枚だ。
三人の夫
2019年7月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー
配給:ファインフィルムズ
ABES HEADACHE LLC © 2017