ジャック・オーディアール監督による一攫千金ウェスタンサスペンス『ゴールデン・リバー』(2019年7月5日公開、ギャガ配給)に主演する個性派ジョン・C・ライリーの特別インタビュー映像が到着した。

“独特の役作り法”について明かす、愛すべき個性派アクター

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)及び「フランスのアカデミー賞」と言われるセザール賞にて4冠(監督賞・撮影賞・美術賞・音響賞)を受賞、世界的に権威あるイギリスの文学賞の1つである“ブッカー賞”の最終候補作にもなり、様々なミステリ・ベスト10入りも果たすなど、世界中の読者に衝撃を与えたパトリック・デウィットの原作を基に映画化された、ジャック・オーディアール監督最新作『ゴールデン・リバー』。

この映画で主人公となるシスターズ兄弟の兄イーライを演じ、「名作映画に必ずこの男あり!」と言われ、映画ファンからも愛され続ける個性派俳優ジョン・C・ライリーがインタビューに応えた。

画像: 兄弟を演じるホアキン・フェニックスとジョン・C・ライリー

兄弟を演じるホアキン・フェニックスとジョン・C・ライリー

1851年、時はゴールドラッシュ。最強と呼ばれる殺し屋兄弟、無骨で優しい兄・イーライ(ジョン・C・ライリー)と、裏世界でのし上がりたい好戦的な弟・チャーリー(ホアキン・フェニックス)は、政府の内密な依頼で黄金を探す化学式をみつけた化学者ウォーム(リズ・アーメッド)を
偵察係モリス(ジェーク・ギレンホール)とともに追うことになる。しかし黄金に魅せられた4人は偶然手を組むことになり―。

映像は、自身が権利を買い取ってオーディアール監督に映画化を依頼したほど惚れ込んだ本作の原作(「シスターズ・ブラザース」)について語るシーンから始まる。

「この本の感情の豊かさが気に入ったんだ」と、そのきっかけを振り返り、「3人男兄弟がいるので関係性とか力関係とか共感できた」と、自身のプライベートと本作のリンクする点を語ります。ほか主人公となるシスターズ兄弟に関して「なぜ、この役(イーライ)に選ばれたのか?」との質問に「もう一方の役(チャーリー/ホアキン・フェニックス)の可能性を考えたとき、当時もっと太っていたから、自分が太っている方を演じるのが自然だった」と答えるなど、ユーモアたっぷりの一面も。

画像: 『ゴールデン・リバー』特別映像ジョン・C・ライリーインタビュー youtu.be

『ゴールデン・リバー』特別映像ジョン・C・ライリーインタビュー

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最強の殺し屋と呼ばれるほど暴力的なのに、一方どこか抜けていて憎めないシスターズ兄弟。重要なテーマともなる“兄と弟の奇妙な関係性”に関しては「鍵はトラウマだ」「生まれたときはただの普通の兄弟だったはず」「まるで“2人で1人”のようにも見える」と言及、“傑作サスペンス”との呼び声も高い本作を読み解くためのキーワードを明かしている。

なお弟を演じたホアキン・フェニックスと兄弟の絆を演出するために行ったことは、演技についての議論ではなく、スペインの丘の上にあるマリア像まで1時間半、無言で一緒に歩き「ただお互いの存在を感じあった」こと!個性は俳優と名高い2人らしい独特の役作り方法についても語っている。

画像: “独特の役作り法”について明かす、愛すべき個性派アクター

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