『ショート・ターム』監督×主演タッグ最新作
絶賛公開中の「ガラスの城の約束」は「ルーム」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンと「ショート・ターム」の監督・脚本を務めたデスティン・ダニエル・クレットンのコンビが、二度目のタッグを組んだヒューマン・ドラマ。
ホームレスをしている両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し幸せを掴み取ろうと邁進する主人公をブリー・ラーソン、名優ウディ・ハレルソンとナオミ・ワッツが正邪併せ持つ両親を好演している。
このたびデスティン・ダニエル・クレットン監督が、本作の製作のきっかけやブリー・ラーソンの起用理由を語ったインタビュー映像が到着。クレットン監督は『原作のある作品を映画化するのは初めてだったので色々と模索した』と語り、原作を読んだ感想を『どのページも心に突き刺さり、僕を笑わせ、そして泣かせてくれた。まるで自分の家族のように彼らに愛着が沸き、いろんな側面で彼らに共感することができたんだ』と振り返った。
ブリー・ラーソンとの再タッグに関しては『再び組めたのは最高にうれしいよ。彼女は「ショート・ターム』の時から役者として大きく飛躍したと思う。それは僕にとっても喜ばしいし、誇らしく思うし、一緒に仕事ができて幸せだよ』と明かした。また、観客に向けて『過去のつらい経験や、今抱えている悩みを思い出し、異なる“レンズ”を通して見るきっかけになればうれしい』と語っている。
ブリーとクレットン監督は三度目のタッグを組み、NPO団体「司法の公正構想(Equal Justice Initiative)」を創設した人権弁護士ブライアン・スティーブンソンのベストセラー回顧録「黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う」を基にした「Just Mercy(原題)」を撮影済み。
主演は『ブラック・パンサー』『クリード 炎の宿敵』のマイケル・B・ジョーダンで、2020年公開予定。世界中で30もの映画賞を受賞した『ショート・ターム』で初めてタッグを組んで以来、ハリウッド映画界のスターダムを駆け上がってきたブリーとクレットン監督。まだまだ二人の快進撃は続いていくことだろう。
STORY&作品紹介
「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットの父レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、母親はアーティストだ。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。
物理学や天文学などを教えてくれるレックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを父は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。
やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけにニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。
「ガラスの城の約束」The Glass Castle
新宿・シネマカリテ、YEBISU GARDENCINEMA他にて絶賛公開中
監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『ショート・ターム』)
出演:ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ
配給:ファントム・フィルム
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