今なお世界に多大なる影響を与え続ける映画監督スタンリー・キューブリック。没後20年を迎えた2019年、知られざるキューブリックの総てを、全く異なるアプローチから描いた2本のドキュメンタリー映画が、11月1日(金)より上映されることが決定した。

専属ドライバーの目を通して描かれる『キューブリックに愛された男』

画像1: 専属ドライバーの目を通して描かれる『キューブリックに愛された男』

『キューブリックに愛された男』は、キューブリックの専属ドライバーであったエミリオ・アレッサンドロの目を通して、奇妙な出会いや神経質なキューブリックの生活様式、動物に囲まれ穏やかな日常など、これまで描かれなかった巨匠の普段着の姿が、2人の厚い友情と共に浮かび上がるハートフルな仕上がりになっている。

今回解禁となった日本オリジナルのビジュアルは、キューブリックの代表作のひとつ、『博士の異常な愛情』のビジュアルをオマージュし、後姿のキューブリックとエミリオ、そして爆撃機の代わりに大量のメモ書きが空を覆いつくすというコミカルなデザインになっている。

画像2: 専属ドライバーの目を通して描かれる『キューブリックに愛された男』

多彩な映画人たちの証言と共に描かれる『キューブリックに魅せられた男』

もう一本の『キューブリックに魅せられた男』は、『バリー・リンドン』の出演をきっかけに、キューブリックに絶対的な忠誠を誓った若き俳優レオン・ヴィターリが、その後個人的なアシスタントに取りたてられ、無限とも思えるキューブリック監督の雑事に追われていく過酷な日々を、ライアン・オニール、R・リー・アーメイ、マシュー・モディーンら出演者を始めとする多彩な映画人たちの証言と共に描き出してゆく、意欲的な作品。

今回解禁となった日本オリジナルのビジュアルは『バリー・リンドン』のビジュアルをオマージュし、主人公バリーと本作のレオン・ヴィターリのイメージが重なり、キューブリックに踏まれているようなデザインになっている。

没後20年のメモリアル・イヤーに相応しく、2019年4月にはロンドンで大規模な「キューブリック展」が開催され、5月のカンヌ映画祭ではアルフォンソ・キュアロン監修による4K版『シャイニング』の上映が大きな話題となり、11月にはその『シャイニング』の40年ぶりの続編である『ドクター・スリープ』が世界公開を控えるなか、世界的な巨匠の仕事からプライベートまでを深く語り尽くした2作品。

同日より同劇場で回を替えてのカップリング上映の方式にて公開される。

キューブリックに愛された男 ©2016 Kinetica-Lock and Valentine
キューブリックに魅せられた男  ©2017True Studio Media
2019年11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:オープンセサミ

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