「どう訳すと頭に入りやすいか、体がノリやすいか、今から楽しく悩んでいます」
インドで活躍するアーティストNaezyの驚きの実話を基に描かれた本作は、海外で封切りになるやいなや全世界で大ヒット。
主演はFacebookだけで1,000万人のフォロワーを誇る、次世代のキング・オブ・ボリウッドの呼び声高いランヴィール・シン。北インド界の実力派女性監督ゾーヤー・アクタルがメガホンをとり、プロデューサーにはUSヒップホップ史に燦然と輝く名曲の数々で知られるラッパーNAS(ナズ)が名を連ねる。
このたび解禁されたポスターは、劇中で印象的に使われる歌詞「My time will come(俺の時代が来る)」、「Change your fate(運命を変えろ)」が配され、主人公の見つめる先に光が差し込み、希望を感じさせられるものとなっている。
併せて解禁された予告編では、インドの厳しい格差社会の中で、貧しい生活に怒りと諦めを抱えながら生きるムラド(ランヴィール・シン)が「大きな夢をみたら迷わず追うべきか」と葛藤し悩む姿が。そこから一転、胸に秘めた思いをラップにのせ、止まることなくムラドは“ガリーボーイ”として突っ走ることを決意するまでが映し出される。
すべてランヴィール・シン自身が歌っている劇中のラップ曲にも注目。ムンバイ最大のスラム「ダラヴィ」を駆け巡る映像は、高揚感に満ちたものとなっている。
また本作の字幕監修を作家、クリエーターのいとうせいこう氏が担当することが決定。いとう氏は「ラップが決め手のストーリーですから、どう訳すと頭に入りやすいか、体がノリやすいか、今から楽しく悩んでいます。乞うご期待。」とコメントを寄せている。
物語の背景にはインドが抱える格差、宗教的差別、抑圧された社会から解放されたいと願う今を生きる若者の姿が描かれ、どうしようもない現実に真っ向から立ち向かう姿に胸を打たれる。本音をラップにのせて、スラムを飛び出し世界に発信していく“ガリーボーイ”。魂のラップで観る者の心を揺さぶる感動作の誕生だ。
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ガリーボーイ
2019年10月18日(金)より 新宿ピカデリー他にて全国公開
配給:ツイン