懐かしいのに新しい!話題の海外ドラマ「マクガイバー」
「ワイルド・スピード SKYMISSION」「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「Hawaii Five-0」「24」を手掛けたピーター・M・レンコフらによる超絶アクション「マクガイバー」は、1985~92 年に全7シーズンが作られた伝説のドラマ「冒険野郎マクガイバー」のリブート版。昨年リリースしたシーズン1のDVDは2018年のレンタル市場において新作トップの回転率※を記録するほどの人気を獲得。約 30 年前の懐かしい人気ドラマが、なぜいま人気なのか⁉ シーズン2の見どころを、海外 TV ドラマ評論家:池田憲章さんが徹底解説!
※2018年リリースの海外ドラマDVD1枚当たりの回転率(CDVJ調べ)
見どころ1:映画にヒケを取らないTVの冒険アクション
本作は「ワイルド・スピード SKY MISSION」の監督ジェームズ・ワン、「HAWAII FIVE-0」シリーズや「24(シーズン IV)」のピーター・M・レンコフが製作総指揮、「グレムリン」のジョー・ダンテ監督、イギリスでも活躍するガブリエル・バリースタイン撮影監督と、アメリカ・イギリスにおける映画界の精鋭スタッフが揃い、“映画にヒケを取らないTVの冒険アクションを!作ろう”を合言葉に製作し続けている。 シーズン2はさらにスケールが広がり、派手なアクションが続く!
見どころ2:スパイタッチのクライムバスター
CIA、FBI、インターポール、国家情報局といった公的機関では手が出せない(解決できない!)凶悪なテロ集団や犯罪者を、フェニックス財団という秘密組織が情報をつかみ、諜報員であるマクガイバーのチームが出動して、その敵を粉砕する。 実はマクガイバーは007 のようなスパイモノのスペシャル・エージェントで、冷戦時に作られたソビエトの核爆弾のテロを防いだり、バイオ・テロを防ぐために出動したりと、SFのようなストーリーも登場します。犯罪捜査より007といった趣のスパイ・アクションなのだ。
見どころ3:会話シーンが面白い!
「マクガイバー」はアクション作品ながら会話シーンも面白い!シリアスな殺人シーンが多いミステリーモノの中、陽気でひとりひとりの個性が溢れるセリフは聞いているだけで楽しくなってくる。脚本スタッフの中に女性が多数おり、脚本のナンシー・キウ、リンゼー・アレンは、シーズン 2 からプロデューサーに昇格して、物語の組み立てを重視するピーター・M・レンコフや男性脚本家のアイデアにキャラクターのエモーションを付け加えている。
見どころ4:日本語版のキャスティング
本作の日本語版はキャスティングのうまさ、セリフさばき、ドラマティックさで魅力が倍化されている。日本語版の監督である佐藤敏夫ディレクターは「スター・トレック:宇宙大作戦」でカーク船長役の矢島正明や、スポック役の久松保夫のキャスティングを決め、「チャーリーズ・エンジェル」、スティーヴン・スピルバーグ製作の TVシリーズ「ER 緊急救命室」の日本語版を手掛けた人物。マクガイバーの吹替には大人気声優・宮野真守、ジャックに土田大、ライリーに永原千晶と実力派を配しており、英語版と聞き比べるのも一興だ。
STORY&商品INFO
全米の理系天才が集うMIT出身のマクガイバーは、豊富な科学知識と天才的な発想力を武器に、仲間と共にあらゆるミッションに立ち向かい、世界を救う秘密組織のエージェント。決して銃器に頼らず、身近にある物で危機を脱出する秘密兵器を即座に作り出し、見事にミッションを成し遂げる。