殺し屋たちは営業マンのごとく日々ノルマ達成に追われている
本作は、小説家志望の青年と落ちぶれた殺し屋の“人生を懸けた一週間”を巡る追走劇を描いたWシチュエーション痛快エンターテインメント。青年ウィリアムは、小説家を目指すも全く芽が出ず、人生に絶望し7回も自殺を試みたがいずれも失敗している。一方、長年殺し屋としてキャリアを積んできたレスリーは、英国暗殺者組合の毎月の暗殺件数のノルマを達成できず引退に追い込まれていた。
ある日この二人は出会い、“死にたい小説家”ウィリアムは、“クビ寸前の殺し屋”レスリーに一週間以内に殺してもらう契約を結ぶ。これにて一件落着!と思いきや、ウィリアムの前にキュートな彼女が現れる。最後に笑うのはどっちだ!?「契約破棄」から始まるワケあり二人の運命は!?
このたび解禁された本編映像は、殺し屋レスリーが所属する英国暗殺者組合の全貌に迫るもの。“死にたい小説家”ウィリアムとの契約を申請するためレスリーが事務所にやってくるところから映像は始まる。
そこは“暗殺者組合”という名前からは程遠い、明るく清潔感のあるごく普通のオフィス。受付のウェンディに契約書を渡すと、壁のホワイトボードに向かっていく。なんとそこにはノルマ表が!!
ようやく今月ギリギリ達成のラインまでこぎつけたレスリーに、「頑張ったわね」とウェンディ。続けて「また自殺志願者?」との問いに「また売れない作家だ」と淡々と返事をするレスリー。すかさず「困った人たちね。考えすぎなのよ」と皮肉たっぷりなウェンディのコメントが飛び出す。殺し屋たちは普段営業マンのごとく、日々ノルマ達成に追われているのだ。
そして当然気になるのは同僚(ライバル)の動向。「ハーヴェイは?」とレスリーが尋ねると、「研修会よ。会報来てない?」と”暗殺者組合 半期訓練研修会”のスケジュール表を渡された。殺し屋たちは定期的に研修を受けられるようだ。しかも宿泊、ビュッフェ付き! 意外と福利厚生がしっかりしていることが伺える。
さらには、商売道具である暗殺武器のレンタルも可能という充実っぷり。早速ウィリアム暗殺用のルガーライフルを借りたかったレスリーだが、残念ながら貸出中。拳銃を借りることにしたのだった。
果たして無事レスリーはウィリアムを殺し、ノルマ達成できるのか? また、ちゃんと返却期限に銃を返せるのか? 謎のベールに包まれた暗殺者組合。その全貌は意外にも、ごく普通のサラリーマンのように親近感に溢れた存在であることが明らかになるユーモア満点の映像となっている。
やっぱり契約破棄していいですか⁉
2019年8月30日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
配給:ショウゲート
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