\Let's ティミータイム/
01.「ビューティフル・ボーイ」のNic(ニック)
6つの大学に合格するほど成績優秀で、スポーツも万能(容姿も端麗)。父の再婚により、幼い弟と妹ができた。新しい家族の期待に応えようとする中で、薬物に手を出してしまう。
よき息子・兄を演じる家族とのシーンがBeautiful!!
シャラメ自身は弟だけれど、劇中で弟や妹と遊ぶ姿はただただ微笑ましい。辛く重い場面も多い本作において家族と過ごすシーンは救いだ。シャラメのとびきり無邪気な笑顔を堪能しよう。
負のループから抜け出せず堕ちる姿もBeautiful!!
ドラッグを断ち切れず、あざだらけの細く白い腕に注射器を打ち込む姿はなんとも痛々しい。“もうやめて......!”と願う一方で、堕ちていく姿から目が離せず、苦悶に歪む表情さえも見とれてしまう。
幼少期のティミーを演じた子役もBeautiful!!
幼き日のニックを演じたクエ・ローレンス(写真)とジャック・ディラン・グレーザーも将来有望な美の香りがプンプン。シャラメも子役からキャリアをスタートさせたし、映画界の期待を背負う日も近いかも!?
「ビューティフル・ボーイ」 ブルーレイ
絶賛発売中
世界中が美しさに酔いしれた「君の名前で僕を呼んで」のエリオから一転、ドラッグ依存に苦しむ青年ニックを卓越した演技力で表現したティモシー・シャラメの新作「ビューティフル・ボーイ」。原作は「13の理由」の脚本家ニック・シェフがドラッグ依存だった過去を、自身とその父親で音楽ライターのデーヴィッドの視点で描いた二冊の回顧録。
ブラッド・ピット率いる“プランB エンターテインメント”が製作を、ベルギー人のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンが監督を務めた。デヴィッド(スティーヴ・カレル)にとって自慢の息子だった優等生のニック。つい手を出してしまったドラッグを断ち切れず、次第にエスカレートしていく。父の大きく深い愛情はニックを更生させることができるのだろうか。
販売/ハピネットMM、4800円+税、DVD=3900円+税、特典/インタビュー他
©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
02「君の名前で僕を呼んで」のElio(エリオ)
アカデミックな家庭に育ち、夏は毎年北イタリアの避暑地で過ごす。趣味はクラシック音楽の編曲、ピアノの演奏。父の助手である大学院生の青年と惹かれ合う。
道ならぬ恋に翻弄される様子がBeautiful!!
気のない素振りをしつつ、オリヴァーの一挙一動を気にするエリオ。意見が食い違った日には“僕のことが嫌いかも”とメモに書きなぐったりして。だから“一緒に町へ行こう”なんて誘われた日には、逸る気持ちを抑えながらもいそいそ後を追っちゃう。そんな姿が本当に愛おしい。
大らかな両親とエリオの関係がBeautiful!!
大学教授の父と翻訳家の母という、どこか浮世離れしたエリオの両親。セクシャリティーに偏見を持たず、息子とオリヴァーの関係を察しつつも、そっと背中を後押しする。その関係性が素晴らしく、エリオも彼らを尊敬していることがうかがえる。
「君の名前で僕を呼んで」
絶賛発売中
1983年夏の北イタリアを舞台に、17歳の少年と24歳の青年の忘れられないひと夏の恋を描く。
発売/ハピネット
©Frenesy,La Cinefacture