台湾映画「台北暮色」を配給したA PEOPLE CINEMAの第3弾作品、台湾映画『あなたを、想う。』が2019年11月2日(土)よりロードショー公開されることが決定した。
画像1: 香港&台湾ニューウェイブの看板女優による話題作が公開決定
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台湾で活躍する日本人俳優・蔭山征彦が脚本家としても参加

本作は、香港&台湾ニューウェイブと共に生きた女優、シルヴィア・チャンが監督を務めた台湾映画。両親の離婚で離れ離れになった兄妹と、妹の恋人。3人の心の揺れや親への想い。その切なすぎる物語を、台北と台東の圧倒的に美しい風景の中に綴っていく。

台東の沖にある、美しい島・緑島に生まれたユーナンとユーメイ兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼いユーメイだけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。

月日は流れ、駆け出しの画家となったユーメイは、家族を引き裂いた母への怒りを抱えて生きている。ユーメイにはボクサーの恋人ヨンシャンがいるが、試合が近づいて過敏になる彼に妊娠したことを告げられずにいた。網膜剥離であることを隠して試合に臨んだヨンシャンは、コーチに選手証を取り上げられ途方に暮れる。彼にとってボクシングは、亡き父と自分を繋ぐ唯一のものだった。

一方、ユーナンは台東で旅行ガイドとして忙しく働きながらも、孤独の中で過去を思う日々を送っている。ある夜、台風で足止めされて立ち寄った店で、ユーナンは、あまりにも切ない幻影に遭遇する……。

3人の若者の過去と現在が複雑に交錯しながら繰り広げられる物語の脚本をシルヴィア・チャン監督と共に手がけたのは、台湾で活躍する日本人俳優・蔭山征彦。彼が温めていた3つの短編の脚本が監督の目に留まり、1本の作品へと結実した。

2015年に台湾を皮切りに各地で公開され高い評価を受けて、香港電影評論學會大奨で最優秀脚本賞を獲得。ヒロインに香港女優イザベラ・リョンを起用、彼女の恋人役を「花蓮の夏」「GF*BF」の人気俳優チャン・シャオチュアン、兄役を40年近いキャリアを誇る実力派クー・ユールンが演じた。また、兄妹の母をかつて監督に見出されたリー・シンジエが務め、蔭山征彦も写真出演している。

あなたを、想う。
2019年11月2日(土)渋谷・ユーロスペース、横浜シネマリン、ほか全国公開
配給:A PEOPLE CINEMA
©Dream Creek Production Co. Ltd./ Red On Red

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