『シン・レッド・ライン』(1998)『ツリー・オブ・ライフ』(2011)で知られる巨匠テレンス・マリック監督最新作『A Hidden Life(原題)』が2020年2月に全国公開されることが決定した。

ナチスの脅威に屈さず、揺るぎない家族への愛を胸に生きた男の実話

第32回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞、第51回アカデミー賞4部門ノミネートの『天国の日々』(1978)、第49回ベルリン国際映画祭 金熊賞受賞、第71回アカデミー賞7部門ノミネートの『シン・レッド・ライン』、第64回カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)受賞、第84回アカデミー賞3部門ノミネートの『ツリー・オブ・ライフ』など、他の追随を許さぬ独自の美学に貫かれた傑作を生み出し続ける伝説的映画監督、テレンス・マリック。

本作は、彼の半世紀近い輝かしいキャリアの中でも、あまりにも美しい映像美のみならず、誰もが感動を禁じ得ない、涙を誘うストーリーテリングで、さらなる頂点を極めたとの呼び声も高い。

物語の舞台は、第二次世界大戦下、ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリア。度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生き36歳で殉教した一人の誠実な農夫、フランツ・ヤゲルシタッターの”知られざる生涯”が描かれていく。

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、そして第44回トロント国際映画祭出品が決定しており、早くも本年度の賞レースにおける重要作品として世界中から注目を集めている。

主演は『イングロリアス・バスターズ』(09)『マリアンヌ』(16)などの出演で国際的にも知られ、本年度の第92回アカデミー賞主演男優賞部門でも有力候補として俄然注目される、ドイツを代表する名優アウグスト・ディール。また、『ベルリン・天使の詩』(87)『ヒトラー ~最期の12日間~』(04)などで知られ、惜しくも今年2月に亡くなり本作が遺作となった名優ブルーノ・ガンツが、この重厚な物語をしっかりと支えている。

カンヌ国際映画祭の公式上映後には、万感のスタンディングオベーション&拍手喝采が巻き起こり、映画評論家からも「パルムドール受賞の『ツリー・オブ・ライフ』以来の最高傑作」、「まさに天才の仕事」、「途方もなく美しく、胸が張り裂ける作品」といった最高評価が相次ぎ、ハリウッドのメジャースタジオや配信大手など6社による争奪戦の末、FOXサーチライト・ピクチャーズが北米、イギリス、日本を含む主要国の配給権を獲得した。

A Hidden Life(原題)
2020年2月、日本公開
配給:20世紀フォックス映画
©2019 Twentieth Century Fox

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