“私とマレフィセントは重なるところがあるの”と語るアンジェリーナ・ジョリー。悪役=ヴィランでありながら、美貌と強さと共に、複雑で奥深い愛情を持つマレフィセント役を再び演じる彼女に見どころなどもインタビューしました。

アンジェリーナ・ジョリー (マレフィセント)

──悪役=ヴィランでありながら、美貌と強さと共に、複雑で奥深い愛情を持つマレフィセント役を再び演じることになったアンジェリーナ・ジョリーは、このシリーズでは自ら製作にも乗り出す入れ込みよう。一体マレフィセントのどこに魅力を感じているのだろう。

『私はとにかくマレフィセントが恋しかったの。彼女は生まれつきの悪じゃない。人々を傷つけたいのではなく、自分が信じることのために戦っているの。さらに彼女は時に自分の居場所が無いように感じ、“人と違うこと”に悩んでもいるわ。でも彼女は人との違いこそ自分の個性で、その個性に居心地の良さを感じさせてくれる存在。そういうところが私や観客の共感を呼ぶのではないかしら』

──そんなマレフィセントが小さい頃から好きだったとかつて語っていたアンジー。

「眠れる森の美女」を見て、彼女が怖いけど大好きだった。ディズニーで一番好きなキャラだったわ。私自身がマレフィセントと重なるところがあると感じたからこそ、ここで描かれる大切なことを私が演じて子供たちに伝えたいと思ったの。誰だって生きている間に辛い経験をするもの。それによって怒りにとらわれてしまうこともあるわ。でもそこから戻ってこられるのか、人間性を失った後、もう一度取り戻すことは可能か、とね』

──そんなアンジーが考える今回の見どころは何だろう?

『前作で心を繋ぐことができたマレフィセントとオーロラは、お互いを愛する家族になれたわ。でも今作でオーロラは成長して、ある危機に直面し、二人は離れ離れになることを強いられるというお話だけど、家族とは何かを語る物語でもある。それは必ずしも血の繋がりだけではないの』

アンジー演じるマレフィセントは、オーロラのために究極の愛を試されることになるとか。ぜひその結末を劇場で確認したい。

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