「アラジン」MovieNEXの発売を記念イベントが東京・日比谷で開催。アラジン役の日本版ボイス キャスト中村倫也さんと、アニメーション版に続き大人気キャラクター・ジーニーの声を担当した山寺宏一さんが登壇したイベントの様子をお届けする。
「アラジンは僕の人生に残る一本です!」(中村)
日本中にアラジン旋風を巻き起こした「アラジン」のMovieNEXリリースを記念し、東京・HMV&BOOKS HIBIYACOTTAGEにてイベントが行なわれ、アラジンの日本語吹替え版を担当した中村倫也さんと、アニメーション版に続いてジーニーの声を務めた山寺宏一さんが登壇。本作の見どころを語るとともに、ひと足早く“令和元年”を振り返った。
中村さんと山寺さんが「アラジンです!」「ジーニーです!」とハイテンションで現われると、2700人を超える応募者から抽選で選ばれた幸運な観客からは歓声が上がった。
はじめに、『アラジン』が令和元年を代表する大ヒット作となったことを受けて、中村さんは「おったまげですよね~(笑)。僕はこの作品で、初めて吹替えをやったんです。令和初の100億円突破という、歴史に残る大ヒットということで嬉しいですし、やる前より、公開後のほうがこの作品の偉大さを改めて発見できました。周りの反響もすさまじくて、ドラマなどの現場では、僕の後ろで共演者たちがジャスミンパートを口ずさむぐらい(笑)」と、その影響力を実感したといいます。山寺さんは「本当にたくさんの方々に見て頂いたことを実感しました。今までいろんな作品に出てきましたけど、これまでにないぐらい「見たよ!」と言って頂きました。僕の周りだと劇場に10回足を運んでくれた方もいたんです!」と、喜びの声を上げました。そんな大ヒ ット作品のボイスキャストを担当したお二人に、『アラジン』にちなんで、令和元年となった2019年を“ひと足お先に”振り返ってもらうと、中村さんは、「(令和は)最高です!個人的にはいろんな仕事もしたし、プライベートでも趣味が増えたりしたんですけど、なんといってもこの『アラジン』という作品に携われたのが大きくて、“中村倫也の人生に残る一本”ともいえます」と回答。一方、山寺さんは「5月に令和になり、6月にすぐ『アラジン』が公開され、僕にとっても大きい出来事でした。とにかく令和元年のスタートは『アラジン』一色でした!」と話しました。
「ウィル・スミスが歌っているように聞こえたらいいな」(山寺)
音楽にスポットを当てたお気に入りのシーンを聞くと、中村さんは「本当に力があると思います。びっくりしたのが、「ホール・ニュー・ワールド」のコード進行が意外とシンプルで、それなのにこれだけ魅力的で口ずさみたくなる音楽が作れるのがすごいなぁと。アラン・メンケンさんはものすごくいい人でした!」と楽曲を絶賛。レコーディングの話になると「難しかったです。アニメーション版からアレンジを加えて、より静かに、よりロマンティックになっているんですよ。レコーディングの段階では歌詞が定まっていなくて、ギリギリまでより良くしようという、ディズニーの姿勢が素晴らしいなと思いました」と、振り返った。山寺さんは、「倫也くんの『一足お先に』の短いリプライズバージョンが好きで。“すごいやつ”の“ご”のビブラートがすごいセクシーなんです!これは是非、サウンドトラックやMovieNEXで確認してほしい!」というと、中村さんから生歌唱のサービスも! さらに、「フレンド・ライク・ミー」のシーンを挙げて、「今回のウィル・スミスさんはノリを大事に歌っていたので、そこを意識しました。ウィル・スミスさんが歌っているように聞こえたらいいなと思って頑張りました!歌いながら、『こういうことがやりたくて声優になったんだ』とかみしめて泣きそうになっていました」と明かした。
最後にファンに向けて、山寺さんは「『アラジン』は最高のエンターテインメントで、誰もが楽しめる作品です。これがご家庭で楽しめるのは宝です!孫の代まで楽しんでいただけたらと思います!この『アラジン』MovieNEXは“最高の友達”!」と、中村さんは「本当にいろんな心がつまったエンターテイメントで、僕にとっても胸を張れる作品となりました。映画館で ご覧になれなかった方も、これを機会に手にとっていただきたいですし、平成の名作が令和でもちょっとした社会現象になったように、いつの時代も楽しめるエンターテインメントが詰まってると思うので、ぜひMovieNEXを手に取っていただけたらと思います!」と、作品の魅力をアピール。お2人ならではの楽しいお話が満載のスペシャル・トークショーとなりました。