この秋、日本が悪に染まる！
物語を構築する上で欠かせないのがヴィランの存在。実はこのヴィランが魅力的であればあるほど、対する英雄たちは輝くし、物語にも勢いがつく。記憶に新しいディズニー映画のヴィランといえば「アラジン」のジャファーと「ライオン・キング」のスカー。主人公を凌駕するほどの働きっぷりで、ヴィランとしての任務を全うした。
ついに公開開始した「マレフィセント2」に加えて、今後も「101匹わんちゃん」の非情な悪女クルエラをエマ・ストーンで実写化する『クルエラ（原題）』が製作中だったりと、ヴィランがメインの作品が待機している。
ディズニー・アニメーション史上最悪＆最恐のヴィランともいえるのが「ノートルダムの鐘」のフロロー。全く可愛げがないが、これだけ強いヴィランにしたからこそ、差別に苦しむカジモトの怒りや哀しみや痛みをリアルに感じることができたわけ。
愛らしさから忘れがちだけど「リロ・アンド・スティッチ」のスティッチもヴィランの一端。ほかにも「白雪姫」の女王に始まり、「ヘラクレス」のハデスや「ムーラン」のシャン・ユー、「ターザン」のクレイトンなど、ディズニーには魅力的なヴィランがいっぱいなのだ。
大ヒット作に名物ヴィランあり！！
マレフィセント（「マレフィセント2」）
オーロラ姫が生まれた時に“永遠の眠り”という恐ろしい呪いをかけた邪悪な妖精マレフィセント。続編では、オーロラ姫の婚礼の日にかけられた“新たな呪い”がカギになる。呪うという行為がヴィランっぽい！！
「マレフィセント2」10月18日公開
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マレフィセント（「眠れる森の美女」）
同じ物語のキャラでもアニメーションは正統派ヴィラン。なにしろ王女の誕生に招待されなかったからと、腹いせに糸車の針に刺されて死ぬという呪いをかけるのだから。自分を「悪の頂点に君臨する者」とも言ってるしね。
「眠れる森の美女」
ディズニーデラックスで配信中
© 2019 Disney
アースラ（「リトル・マーメイド」）
海底の薄暗い洞窟で、手下のウツボ2匹と暮らすアースラ。人間に恋をした人魚姫アリエルの弱味につけこみ、彼女の声の代わりに人間の足を与えるが、実はその背景には人魚たちの王の座奪取の狙いが!!姑息な感じが悪。
「リトル・マーメイド」
ディズニーデラックスで配信中
© 2019 Disney
フック船長（「ピーター・パン」）
ずる賢くて残忍で危険な海賊の船長。自分の左手を切り落とし、ワニに与えたピーターパンへの復讐に躍起だ。でもワニの体内にある時計の音が大嫌いで、ビビリ方が面白くてマヌケっぽいからヴィランの中でも人気が高い。
「ピーター・パン」
ディズニーデラックスで配信中
© 2019 Disney
