2020年1月17日(金)より、ワーナー・ブラザース映画配給で日本公開されることが決定した。
アトランタ・オリンピック爆破事件の“真実”とは
この映画で、私たちはアトランタ・オリンピック爆破事件の“真実”を知る。
全世界待望のクリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』の日本公開決定を受けて、日本版予告編&メイキング写真が同時解禁となった。『アメリカン・スナイパー』(2014)、『ハドソン川の奇跡』(16)、『15時17分、パリ行き』(18)、『運び屋』(18)と、実話を基に“衝撃の真実”を描いてきたイーストウッド監督。89歳、40本目となる監督最新作『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件の“真実”を描く“衝撃の問題作。
1996年、アトランタで爆破テロ事件が勃発。不審なバックを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって数多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることでFBIから疑われ、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、この捜査に異を唱えるのだが…。
今回解禁となった予告編は、緊迫感に溢れる衝撃的な映像となっている。パニックに陥った会場の公園で「爆弾だ!早く逃げろ!」と人々を避難させるジュエルの姿、警察による爆破物の検証シーンが連射される。「彼が爆破犯だと?」というFBIと思われる声に、爆弾を発見した警備員に疑いの目が向けられたことが示唆される。彼の無実を信じるたった一人の弁護士ワトソンは「容疑が晴れるまで黙秘しろ、俺が話す」とアドバイスし、息子を愛する母ボビー(キャシー・ベーツ)は「母さんが守るからね」と、第一容疑者となった息子への報道を見つめる。声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIは、ジュエルに「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要する。
ワトソンは「彼を陥れようとしているのは、政府とマスコミだ」と会見で釘を刺すが、「事件を起こす動機は、ヒーロー願望と警察への憧れ」だとする女性記者キャシー・スクラッグス(オリビア・ワイルド)によって、“悪人か聖人か”という記事がスクープされ、容疑者報道は次第にエスカレートしていく。その頃、FBIの取調室では、「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と執拗に迫る捜査官(ジョン・ハム)の尋問が続いていた。
撮影現場でのひとコマをとらえた3ショットのメイキング写真が同時解禁された。イーストウッド監督が話しかけ、スーツで正装した主人公リチャード・ジュエル役のウォルター・ハウザーと、弁護士ワトソンを演じるロックウェルが耳を傾けている。腕組みをしたロックェルが監督をじっと見つめている姿が印象的な1枚だ。
この爆破テロ事件は国とメディア報道、それに便乗する世間の誹謗中傷。SNSの普及により冤罪社会が確立された現代社会、こんにちにも通じる、他人事ではない事件である。リチャード・ジュエルは悪人なのか、それとも聖人なのか!? その真実は、スクリーンで明らかになる。
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