2020年1月10日(金)の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ブルーレイ&DVDリリース(先行デジタル配信中)に先駆け、作品に登場する100のキーワードをレクチャーするガイド記事を4回にわたり公開。第3回はNo.51~77までのキーワードを紹介する。(解説:井上健一)

59:大脱走

スティーヴ・マックィーンほか、オールスターキャスト総出演の戦争アクション。第二次世界大戦中のドイツ軍捕虜収容所を舞台に、連合軍捕虜たちによる集団脱走計画の顛末をケレン味たっぷりに綴る。1963年製作で、監督はジョン・スタージェス。劇中では、リックが主演候補だったとして、マックィーンの代わりにリックを合成した映像が挿入される。

画像: 「大脱走」のスティーヴ・マックィーン/©1963 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

「大脱走」のスティーヴ・マックィーン/©1963 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

60:ジョージ・マハリス

テレビドラマ『ルート66』(60~64)の主演俳優。2人の若者がコルベットに乗って旅する青春ドラマで、自ら歌った主題歌もヒットしたが、終盤は降板した。「大脱走」でマックィーンの代役候補だったとしてリックのせりふに登場する「3人のジョージ」の1人。

61:ジョージ・チャキリス

「ウエスト・サイド物語」(61)でアカデミー賞&ゴールデングローブ賞の助演男優賞をダブル受賞した俳優。その他出演作に「ショウほど素敵な商売はない」(54)、「ロシュフォールの恋人たち」(66)など。「3人のジョージ」の1人で、残る1人はジョージ・ペパード。

62:インベーダー

1967~68年に放送されたSFドラマ。偶然、UFOを目撃し、見えない侵略者インベーダーに狙われた男が、孤独な戦いを繰り広げる。シャロンが「サイレンサー第4弾/破壊部隊」上映中の映画館に立ち寄るとき、道路脇に看板(原題「THE INVADERS」)が見える。

63:哀愁の花びら

1967年製作のシャロン・テート出演作。ベストセラー小説「人形の谷」を原作に、芸能界に生きる3人の女優の悲劇を綴ったドラマ。シャロンが「サイレンサー第4弾/破壊部隊」を見に立ち寄った映画館で、係員との会話に登場。

画像: 「哀愁の花びら」のシャロン・テート/©20th Century-Fox/A Robson-David Weisbart Production Panavision

「哀愁の花びら」のシャロン・テート/©20th Century-Fox/A Robson-David Weisbart Production Panavision

64:豹/ジャガー

セルジオ・コルブッチ監督&フランコ・ネロ主演のマカロニ・ウエスタン。1968年製作。流れ者のガンマン、“ジャガー”の活躍を描く。「サイレンサー第4弾/破壊部隊」上映中の映画館のロビーにポスター(原題「THE MERCENARY」)が掲示されている。

65:C・C・ライダー

“C・C”と呼ばれるバイク乗りの活躍を描いた1970年の青春アクション映画。主演のジョー・ネイマスは、当時現役のプロフットボール選手。シャロンが「サイレンサー第4弾/破壊部隊」を見に入った映画館で、予告編(原題「C.C. AND COMPANY」)が流れる。

66:ブラザー・ラヴズ・トラヴェリング・サルヴェイション・ショー

ニール・ダイアモンドのヒット曲。クリフが女の子(プッシーキャット)をクルマに乗せる時に流れている。その直前、クリフが軽快にクルマを飛ばすシーンで流れるのが、ロス・ブラボーズの「ブリング・ア・リトル・ラヴィン(愛をこの手に)」。

67:ジョージ・パットナム

ロサンゼルスのテレビやラジオで活躍したニュースキャスター。「インデペンデンス・デイ」(96)などの映画に出演したこともある。クリフが女の子(プッシーキャット)をクルマに乗せる場面で、ベンチの背もたれに彼のニュース番組の広告が表示されている。

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