2020年1月10日(金)の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ブルーレイ&DVDリリース(先行デジタル配信中)に先駆け、作品に登場する100のキーワードをレクチャーするガイド記事を4回にわたり公開。第3回はNo.51~77までのキーワードを紹介する。(解説:井上健一)

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知らなくても楽しめるけれど、知っているともっと楽しい!
ワンハリ100のキーワードを徹底解説!

「ワンハリ・カルチャー・ガイド100」注記

■12/3、12/10、12/17、12/24の毎週火曜13時に更新。全4回でコンプリートとなります。

■キーワードの色はジャンルを表しています。
=映画 黄色=テレビ番組 =人物 =音楽 ピンク=その他

51:サークル・ゲーム

シャロンが黒のポルシェでドライブするバックに流れる曲。作詞作曲はカナダ出身のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルで、バフィ・セント・マリーが歌ったバージョンが「いちご白書」(70)の主題歌として使われている。

画像: ジョニ・ミッチェル(Photo by Central Press/Getty Images)

ジョニ・ミッチェル(Photo by Central Press/Getty Images)

52:ジョアンナ

シャロンが黒のポルシェを降りた駐車場に看板(原題「JOANNA」)が掲示されている映画。ロンドンの美術学校に通うヒロイン、ジョアンナの日常を、ポップなビジュアルとミュージカル仕立ての演出で綴ったキュートな青春ドラマ。1968年製作。

53:ジョージ・ペパード

シャロンが街を歩くとき、通りの映画館で上映されている「ペンダラム(PENDULUM)」(69)の主演俳優。「ティファニーで朝食を」(61)では、オードリー・ヘプバーンの相手役を務めた。後にテレビドラマ『特攻野郎Aチーム』(83~87)でも人気に。

画像: 「ペンダラム」より/© Columbia Pictures Corporation. All Rights Reserved

「ペンダラム」より/© Columbia Pictures Corporation. All Rights Reserved

54:サイレンサー第4弾/破壊部隊

ディーン・マーティン主演のスパイアクションシリーズ最終作で、シャロン・テートがヒロインを務めた。武術指導をブルース・リーが担当し、チャック・ノリスの映画デビュー作でもある。原題「THE WRECKING CREW」。1968年製作。

画像: © Columbia Pictures Corporation. All Rights Reserved

© Columbia Pictures Corporation. All Rights Reserved

55:テス

シャロンがポランスキーにプレゼントするため、初版本を書店で購入した小説。19世紀英国を代表する作家トーマス・ハーディの代表作で、1979年にポランスキーがナスターシャ・キンスキー主演で映画化し、アカデミー賞3部門を受賞した。

56:ジェームズ・ステイシー

テレビ西部劇『対決ランサー牧場』(68~70)の主演俳優。50年代から活躍し、映画では「デンジャー」(69)、「明日なき追撃」(75/カーク・ダグラス監督・主演)などの出演作がある。本作ではティモシー・オリファントが演じて、ゲスト出演のリックと共演する。

57:ウェイン・モウンダー

ジェームズ・ステイシーと共に『対決ランサー牧場』(68~70)の主演を務めた俳優で、本作ではリックと共演。ブルース・リーが企画に関わり、デヴィッド・キャラダインが主演した『燃えよカンフー』(72)のパイロット版にも出演。演じるルーク・ペリーは、これが遺作となった。

58:バージニアン

1962~71年まで9年に渡って放送されたテレビ西部劇。“バージニアン”と呼ばれるカウボーイが主人公で、テレビ西部劇初の90分番組だった。リックとジェームズ・ステイシーの会話に登場。ちなみに、オーウェン・ウィスターの原作小説は、繰り返し映像化されている。

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