アダム・ドライバー(カイロ・レン)
アカデミー賞本命の声もかかる
「スター・ウォーズ」シリーズに出ることで自分が有名になるんだろうなという予想はしていたけれど、ここまですごいことになるとは思っていなかった。どこにも隠れ場所がないみたいな状態なんだ』と少し困惑気味に告白するアダム・ドライバーは、このカイロ・レン役を演じる以前から、低予算映画などで今後が期待される若手俳優の一人だった。
元々そういう素地もあったせいか、「スター・ウォーズ」後も様々な注目作が続く。まずNetflix配信中の「マリッジ・ストーリー」ではオスカー主演賞本命の呼び声もかかる好演を見せ、来る賞レースを賑わせそう。
日本では2020年1月24日公開の「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」で幻想の世界に引き込まれていく監督役で主演。次いで春にはジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ(原題)』も公開と、矢継ぎ早に新たなアダムに会える。その後もレオス・カラックス監督の『アネット』、リドリー・スコット監督の『ラスト・デュエル』と、いずれも一流ディレクターとのコラボが続き、ますます将来が楽しみな存在に。
『「スター・ウォーズ」が終わって悲しいと思うよ。特に共演者やスタッフとの別れが辛い』とみんなで一緒に映画を作っているという感覚を大事にしている彼らしい発言からも、仲間に愛されるアクターなのだろうと伺えるアダム。その飛躍はこれからが本番だ。
デイジー・リドリー(レイ)
次回作ではトム・ホランドと共演!
レイ役に決まった時、まだ無名の存在だったデイジー・リドリーは、この数年ですっかり世界的に顔の知られた女優に成長した。いつかまたレイ役を演じることがある?という質問に対しては、『レイがまたいつか何かの作品に登場するかもという噂はあるようだけど、私は直接誰からも聞いていないわ。今は「スカイウォーカーの夜明け」を楽しんでほしいだけ』と意味深な発言をしている。
いつの日かまたレイの雄姿を見たいと思っているファンはたくさんいるだろうが、まずはデイジーの女優としての今後が気になるところ。2020年の公開作では、まず「ピーターラビット」の続編で再びカトンテールの声の出演を担当。これに続いて待機中なのがトム・ホランドと共演したSFアドベンチャー『カオス・ウォーキング』。ディストピアの世界を舞台にしたダグ・ライマン監督作で、マッツ・ミケルセンらも共演する注目作。デイジーは髪をブロンドにしてヒロインを熱演。
さらにこれから撮影される作品も、『ウーマン・オブ・ノー・インポータンス』では第二次世界大戦、アメリカからイギリスへやってきた女性スパイを演じ、ファンタジー『コルマ』では初恋を追体験する未亡人という珍しい役を演じることに。どちらも主演のようなので、今後のデイジーの活躍にも十分期待できそうだ。
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「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
2019年12月20日(金)より公開中
原題:スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け/アメリカ/2019年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:J・J・エイブラムス/出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー
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