授賞式開催の2月に向けて日本でも本命作品が続々公開
アカデミー賞が開催される2月に向けて、日本でも有力作品が続々公開される。2019年中に日本公開、あるいは配信された作品では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ジョーカー』、そしてNetflix映画の『アイリッシュマン』『マリッジ・ストーリー』といった作品が有力視されているが、ここでは2020年の日本公開作品の中から、今度のアカデミー賞主要部門を賑わせそうな作品を一気に紹介しよう。
本命5本!
本記事で紹介している作品はいずれも各部門の有力候補作品だが、特に本命視されているのが『パラサイト 半地下の家族』『ジョジョ・ラビット』『スキャンダル』『1917 命をかけた伝令』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、『フォード vs フェラーリ』といった作品。
パラサイト 半地下の家族(公開中)
韓国の巨匠ポン・ジュノが放つ衝撃作。『殺人の追憶』などの韓国の巨匠ポン・ジュノの最新作。“半地下”で暮らす貧しい一家と“高台の豪邸”で暮らす社長一家の想像を超える悲喜劇を、痛烈な格差批判もまじえて描く。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、アカデミー賞でも本命の一本に。ビターズ・エンド配給。
ジョジョ・ラビット(2020年1月17日公開)
第二次大戦下のドイツを舞台に、10歳のドイツ人少年ジョジョとユダヤ人少女の交流をユーモアも込めて描く感動作。「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティーが監督・出演。アカデミー賞に最も近いと言われるトロント国際映画祭観客賞を受賞。ウォルト・ディズニー・ジャパン配給。
スキャンダル(2020年2月21日公開)
FOXニュースCEOのセクハラ告発の実話。シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーという3大女優の競演でセクハラ告発の実話を映画化。FOXニュースを解雇された元人気キャスターが、帝王として局に君臨していたCEOのセクハラを告発、世界を揺るがす大騒動が勃発する。ギャガ配給。
1917 命をかけた伝令(2020年2月14日公開)
オスカー監督が描く第一次大戦秘話。第一次世界大戦の激戦地で、危険な伝令任務に就いた若きイギリス軍兵士兄弟の1日を描く。主演の若手二人を囲み、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチら英国俳優が豪華共演。オスカー監督サム・メンデスによる驚異の“全編ワンカット撮影”が話題。東宝東和配給。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2020年3月公開)
超豪華キャストで『若草物語』を映画化!『レディ・バード』の才媛監督グレタ・ガーウィグが不朽の名作小説『若草物語』を、豪華オールスター・キャストを迎えて映画化。南北戦争の時代を背景に、四人姉妹の試練と成長を、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソンらの共演で描く。ソニー・ピクチャーズ配給。