アメコミ界で話題沸騰のDCTVシリーズ最新作「タイタンズ<シーズン1>』のBlu-rayが1月15日(水)より発売となる。バットマンと別々の道を歩みだした初代ロビンことディック・グレイソンが、特殊能力を持つ若きヒーローたちとチーム「タイタンズ」を結成。迫り来る強大な悪に立ち向かう“ヤミツキ”ヒーローアクションは、“見始めたら止まらない!”とその中毒性にも注目が集まっている。「タイタンズ」のリーダー、“ロビン”ことディック・グレイソン(ブレントン・スウェイツ)の吹き替えは、数々のアニメ作品でメインキャラクターを演じている人気声優・梶裕貴。本作では自身初となるドラマシリーズでの主演の声を担当する。インタビュー前編では、ディック・グレイソンというキャラクターや「タイタンズ」という作品の魅力、ドラマシリーズ初主演で心がけたことについて語ってもらった。(文:タナカシノブ、写真:久保田司)

——ディック・グレイソンという役をどのように捉えていますか?

DCヒーローのサイドキック(相棒)たちをメインに繰り広げられるドラマの中で、ディックは「タイタンズ」の中心人物としてみんなを引っ張っていくリーダー的存在です。正義感がとても強く、すごくまっすぐな男であると同時に、それが時として頑固だったり、融通が利かないともとれてしまうキャラクターです。どこか危うさがありながらも、自分の信念を貫いているところにかっこよさを感じます。個性的なキャラクターがたくさん登場する中で“主人公だな”と感じさせてくれる部分があるのも、彼の魅力だと思っています。

画像: バットマンの元相棒で「タイタンズ」のリーダー“ロビン”/ディック・グレイソン

バットマンの元相棒で「タイタンズ」のリーダー“ロビン”/ディック・グレイソン

——演じるうえで意識したこと、こだわったポイントはありますか?

第1話でいきなり「バットマンなんてクソくらえだ!」というセリフがあるのですが、それがとても衝撃的でした。もともとバットマンのサイドキックとして一緒に活動していく中で、二人の間に何があったのか…それが明らかになっていくのがこのドラマの見どころのひとつですが、冒頭でいきなりこのセリフ。アフレコの際には、その話数の内容しか知らないですし、収録の数日前に台本が送られてくるので、スタート直後はディックというキャラクターをつかむのが非常に難しかったです。どういった心情や意図でこの言葉を発しているのかを汲み取る難しさがありました。セリフだけを見たら“ダークな成分が強いのかな”という印象ですが、きっとそれだけじゃないんだろうな、というのをディックの表情や言動の端々から感じていました。

——あのセリフは、ディックというキャラクターに興味を持ったり、作品を観ようかどうかを判断するうえで、とても重要だったと思います。

誰もが知っているヒーロー・バットマンに対しての言葉なので、そこにはちゃんと理由があるんだ、というのをぜひご自身の目と耳で確認していただきたいという想いで演じました。“これからこの物語はどうなっていくんだろう!”と期待していただけるきっかけになったと思います。

画像: ディック・グレイソン

ディック・グレイソン

——ドラマシリーズ初主演の現場はいかがでしたか?

アニメでは、座長という立場は何度も経験させてもらっていましたが、ドラマシリーズの吹き替えの現場での在り方は、実際にはどういった感覚なのか、そして、どんな風に振る舞えばいいのだろうかというプレッシャーはありました。アニメの現場ではなかなかお会いする機会のなかった役者さんもいて、ジャンルや個性の違いは感じていました。そんな中で自分が主演というのは、もちろん緊張はするけれど、とても有難くうれしいことなので、皆さんの不安にならないように、主人公として、そしてお芝居の軸としてしっかりと存在していなければな、と意識していました。そういった気持ちの中で、自分がイメージしていたディックのお芝居が、第1話から自然と受け入れていただけたのは本当にうれしかったです。アニメの現場とは違う空気ですが、(収録の)回数を重ねるごとに、ディックと「タイタンズ」の関係性と同じように、役者同士の輪も出来上がっていきました。

——ディックは「タイタンズ」を率いるリーダーですが、梶さんの理想のリーダー像について教えてください。

“この人についていきたい”と思わせてくれる人です。いわゆるエースと呼ばれる人は、とにかく実力があってそのプレー自体にチームが引っ張られるもの。一方、リーダーとかキャプテンと呼ばれる人は、実質的なスキルに関わらず、常にチームのことや周囲のことを考えられる人だと思っています。ディックはクールに見えて、実は結構子どもっぽいところもある。その人間臭さが彼の魅力でもあります。意外とすぐに怒るし、「チームワークを大切に」と言っている自分自身がそれを崩したりもする(笑)。でも、それは誰かのためを想ってやっていること。そういう気持ちや芯がしっかりあるから、未熟な部分も含めて“ついていきたい”という気持ちにさせてくれる人なのだと思います。人間性やカリスマ性とでもいうのでしょうか…なんだかんだいっても「この人についていきたい」「この人なら大丈夫」と思わせる人がリーダーに向いているんだろうなと思います。

画像1: “理想のリーダー像は「ついていきたい!」と思わせてくれる人”
『タイタンズ』梶裕貴インタビュー【前編】

▶後編は明日1月15日(水)12時公開!
好きなDC作品について、声優という仕事への向き合い方や今後挑戦してみたい役、さらに「タイタンズ」の今後の注目ポイントなどを伺った。

画像2: “理想のリーダー像は「ついていきたい!」と思わせてくれる人”
『タイタンズ』梶裕貴インタビュー【前編】

タイタンズ<シーズン1> 2020年1月15日リリース
ブルーレイ コンプリート・ボックス(2枚組)13,000円(税込)
DVDレンタル Vol.1~Vol.6(各2話収録/全11話/各話約42分)※Vol.6のみ1話収録
デジタル同日配信開始

【映像特典】 レイブン&ロビン:タイタンズへの道のり、ホーク&ダブ、スターファイヤーに迫る、ビーストボーイ:ガー・ローガン、レイブンの能⼒、ドゥーム・パトロール、2代⽬ロビン:ジェイソン・トッド、コミックからライブアクションへ、唯⼀無⼆のワンダーガール、ロビンの贖罪、チームタイタンズの舞台裏、スターファイヤーを語る:アンナ・ディオプ、仲良しな⼆⼈

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
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