『猿の惑星:創世記』のルパート・ワイアット監督による近未来SFサスペンス『CAPTIVE STATE』の邦題が『囚われた国家』として2020年4月3日(金)に日本公開されることが決定した。

「これは【起こり得る未来】への“警告”だ」

本作の舞台は地球外生命体(エイリアン)による侵略から9年後の2027年、シカゴ。制圧されたアメリカ政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、完全支配されていた。

“犯罪の事前抑止”の名の下に、全市民の身体にはG P Sが埋め込まれ、死ぬまで監視、ルールを犯したものは地球外に追放されるという“囚われた国家”。市民の貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。この狂った状況を打ち破り、自由を取り戻すため密かに結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される“統治者”による団結集会への爆弾テロを計画するが―。

製作・監督・脚本は、大ヒット作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11)を手掛けた鬼才、ルパート・ワイアット。『アルジェの戦い』(66)、『影の軍隊』(69)を手本に、複雑なテロ計画の連絡~準備~決行のプロセスを緻密かつ緊張感たっぷりに描き上げた。

また、主要キャラクターそれぞれが主人公ともいえる本作では、“統治者”に忠誠を誓うシカゴ警察特捜司令官“マリガン”役を『10 クローバーフィールド・レーン』や『モンスターズ・インク』のサリーの吹き替えの声でお馴染みのジョン・グッドマン、行方不明となってしまったレジスタンスのリーダーの兄 “ラファエル”(ジョナサン・メジャース(『荒野の誓い』『ホワイト・ボーイ・リック』)を探し続ける“ガブリエル”役をアシュトン・サンダース(『ムーンライト』『イコライザー2』)が演じるほか、娼館の妖艶な女主人“ジェーン”役をヴェラ・ファーミガ(『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)が務めるなど、実力派キャスト陣の個性を活かした豪華アンサンブルも見どころとなっている。

今回解禁された場面写真は、殺伐としたミシガン湖にそびえ立つ巨大物体を前に佇む青年・ガブリエル(アシュトン・サンダーズ)の後ろ姿を捉えたもの。荒廃してしまったシカゴの街を舞台に、未知の敵“統治者”、そして支配下に置かれた政府に対して、ガブリエルやレジスタンスたちはこれからどのように立ち向かうのか?  その世界観に期待が膨らむビジュアルとなっている。

地球外生命体(エイリアン)の傀儡と化した政府による不都合な事実の隠蔽、メディアを巻き込んだ情報操作など、市民の自由権をコントロールしようとするトランプ政権を彷彿とさせ、北米公開時には「【起こり得る未来】への“警告”」(米・WIRED)と評された本作。「囚われた国家」のなかで、権力に従うのか、抗うのか? そして何のために生きるのか?

「これは【起こり得る未来】への“警告”だ」(米・WIRED)など全米各メディアも絶賛。見る者に根源的な問いを投げかける問題作の誕生だ。

囚われた国家
2020年4/3(金)イオンシネマ他全国ロードショー
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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