「魂のゆくえ」のイーサン・ホークが、米作家テネシー・ウィリアムズの代表作の一つ、53年の「カミノ・レアル」を映画化する。
イーサンは監督と製作を務め、出演はしない模様。原作戯曲は、架空のラテン・アメリカの都市カミノ・リアルを舞台に、ドン・キホーテやカサノバらが登場して、現代に絶望したり挑戦したりする難解で実験的な作品。イーサンによれば「何年もの間、この企画に取り憑かれて、頭の中で何度も何度も考えてきた。ある部分はロック・オペラで、ある部分はベケットの『ゴドーを待ちながら』のようになる。舞台より映画という形式の方が、テネシー・ウィリアムズがこの戯曲で描こうとしたものを表現できるのではないかと思う」とのこと。
製作はパッセージ・ピクチャーズ他。本年にリオデジャネイロで撮影し、本年末の撮影完了を目指す。