「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・クアロン監督最新作
第91回アカデミー賞監督賞ほか主要3部門を受賞した巨匠アルフォンソ・キュアロン監督作「ROMA/ローマ」は、70年代メキシコを舞台に、キュアロンの少年期を投影したヒューマンドラマ。Netflixで独占配信されていた本作が、豪華仕様のブルーレイでいよいよリリースされる。
政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコ。ひとりの家政婦と雇い主一家の関係を、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュア ロンが鮮やか、かつ感情豊かに描く。 第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む同年度最多タイの10部門でノミネートされ、外国語映画賞、監督賞、撮影賞の3部門を受賞した。
本作は『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督による、8作目にして最も自伝的要素が強い作品。キュアロンを育てた女性に捧げるオマージュでもある。 キュアロンが脚本、監督、撮影、共同編集を自ら務め、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出した。歴史的価値を彷彿させるモノクロ映画として撮影され、没入感のあるサウンドトラックや、ベテラン俳優と新人俳優たちが織り成す演技によって、作者の記憶の世界に包み込まれるような質感を持つ。
見どころはなんといっても、全編モノクロ、6Kの65mmデジタル・シネマカメラで撮影された独特の陰影を帯びる美しい映像世界。キュアロンの製作現場に密着したメイキングドキュメンタリーを含む170分越えの特典映像も必見だ。
ROMA/ローマ 6月3日(水)リリース
ブルーレイ=5000円+税
【仕様・封入特典】 ・ブックレット
【映像特典】 ・メイキング&インタビュー 他
販売元:ハピネット
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STORY
1970年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……