イラク戦争でアメリカの不正行為を全世界にリークした女性の実話をキーラ・ナイトレイ主演で映画化する『Official Secrets』が『オフィシャル・シークレット』の邦題で、2020年5月22日(金)より全国公開となることが決定。あわせて予告編が解禁された。
画像: 映画『オフィシャル・シークレット』予告 youtu.be

映画『オフィシャル・シークレット』予告

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戦争を止めようとした女性の告発が多くの勇気と行動を生み出した

2003年イラク開戦前夜、英米政府を揺るがせた告発記事。その記事は英国女性諜報職員のリークだった。本作は衝撃的な実話を基に、政府vs告発者の真相を描く、ポリティカル・サスペンスだ。

2003年、イラク戦争開戦に向け、米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(英政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンはある日、米国の諜報機関NSA(米国家安全保障局)から、驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする―――。

ひとりの女性の告発が多くの勇気と行動を生み出したこの事件は、いまなお現代社会の警鐘となり続ける。世界中で後に“キャサリン・ガン事件”として大きな政治問題となった実話をそれぞれの当事者の立場から描き、サスペンスタッチで心揺さぶる人間ドラマに仕上げた。

本作では、イラク開戦当時のブッシュ大統領やブレア首相のニュース映像もふんだんに使われており、まさに政治家1人1人の発言が、人々の生命に関わるという歴史の検証でもある映画となっている。

主人公のキャサリン・ガン役を演じるのは、イギリスを代表する人気女優キーラ・ナイトレイ。この事件当時17歳であった彼女はキャサリン・ガンを知らなかったというが、“表に出すべき真実である”という信念が彼女を突き動かし、今までにない役どころを体当たりで演じきった。

キャサリンの弁護士、ベン・エマーソン役には名優レイフ・ファインズ。その他、TVシリーズ「ドクター・フー」、「ザ・クラウン」のマット・スミス、『イミテーション・ゲーム』や「ダウントン・アビー」で知られるマシュー・グードなど、イギリスが誇る実力派俳優たちが脇を固める。

監督を務めたのは、『アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場』(15)のギャヴィン・フッド。重要な事実を正確に語るべく、この問題に関わった人々へのリサーチを根気よく重ねたという。

このたび完成した日本版ポスターには「国家の嘘を暴く」という力強い決意の言葉が記され、物語を動かす主要な3人のキャラクターに扮するキーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、マット・スミスの3人が並んでいる。果てしない暗闇から光を見出そうとする本作の雰囲気を表すビジュアルだ。

また予告編では、諜報員として働くキャサリンが違法なメールを受け取り、リークに踏み出すシーンから法廷に立つまでの緊張感溢れる様子を映し出す。キャサリンは有罪か、無罪か…予想もつかない展開が想像がかきたてられる映像となっている。

オフィシャル・シークレット
2020年5月22日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
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