動物バディといえば!の王道コンビ
with イヌ
傷心の老冒険家×奇跡の名犬
「野性の呼び声」(2020)
約120年前に発表された不朽の名作をフルCGアニメーションで6度目の映画化。運命に導かれるように出会った波乱万丈犬バックと人類未踏の地を目指す男ジョン。命を預け合った彼らがたどり着いた景色とは?原作はアメリカで学校教材に使われているそうだが、まさに動物バディ映画の教科書のような展開。これぞベスト・オブ・バディ!
伝説の元殺し屋×妻の忘れ形見
「ジョン・ウィック」(2014)
“伝説の殺し屋”ジョン・ウィックと犬は切っても切れない間柄。なにせ彼の妻の忘れ形見のビーグル犬を殺されたことに端を発し、シリーズ4(製作予定)まで続いているのだから。孤高の職業である殺し屋には愛犬家が多いらしく、最新作「ジョン・ウィック:パラベラム」のハル・ベリー演じる女殺し屋もその一人。股間をピンポイントに狙うハイレベルな技を愛犬に仕込むなど、ブリーダーとしても優秀だ。
人類最後の生き残り×忠誠心が厚いシェパード
「アイ・アム・レジェンド」(2007年)
ウイルスによって人類が滅びつつある世界で、おそらく唯一の生存者として愛犬サムと生き延びる科学者ネビル(ウィル・スミス)。救いのない状況と登場人物はウィルほぼ一人というガッチガチの緊張感の中、癒しを供給してくれるサムは超貴重な存在。ある時はネビルの精神安定剤に、そしてまたある時はネビルは俺が守る!と言わんばかりに先陣を切って廃墟へ。そんな大活躍からの悲劇は涙なくしては見られません。
気まぐれだけど懐いたら最強!
with ネコ
薬物依存の青年×茶トラの迷いネコ
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」(2016)
薬物依存からの更生を目指すジェームズが出会ったのは茶トラの野良猫。ボブと名付けられたその猫と暮らすようになってから、仕事(路上ミュージシャン)も恋愛も絶好調!なんといってもボブのポジショニングが天才的で、散歩中はジェームズの肩の上、演奏中はギターの上、さらにハイタッチの特技まで備えたパーフェクトキャット。しかもこれ実話ナンデス。
人見知りの新聞記者×可憐な美女(中身はネコ)
「ネコのミヌース」(2001)
極度な人見知りでクビ寸前の新聞記者ティベが秘書として雇った女性ミヌースの正体は、なんとネコ!可憐な見た目とは裏腹に突然木の上に登ったり、やたらニシンを欲しがったりと中身は猫そのもの。ミヌースが猫ネットワークを駆使して得たスクープをティベが記事にし、次々と手柄を立てていく。仲間のネコ(こちらはちゃんネコ姿)も大活躍するのでネコ好きの方もご安心を!
オシャレおじいちゃん×人懐っこい雄ネコ
「ハリーとトント」(1974)
丸メガネと白いヒゲがお似合いのハリーと猫のトントは二人で一人。気ままに暮らしていたNYのアパートを立ち退く羽目になり、遠く離れた子供達の元へ向かうが......。どこへ行くにも一緒でハリーの腕の中がトントの定位置。トントの愛らしさはもちろん、人生の終盤にこんな風に寄り添い合える相手がいることの素晴らしさも教えてくれる。
withトラ
海難事故唯一の生存者×獰猛なトラ
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(2012)
動物移送中の船が海難事故に遭い、小さなボートでトラと漂流することになった少年パイ。当初は敵対していたが、いつしか餌の確保がパイの生きがいになり、そばにいるだけで落ち着く老夫婦のような存在になっていく。生死をさまよう濃密な時を過ごしたにもかかわらず、トラとの別れは至極あっさり。それを嘆くのは人間ならではの感覚なんだなあ。
with オランウータン
ケンカが強い運転手×お調子者のオランウータン
「ダーティファイター」(1978)
若き日のクリント・イーストウッドがケンカっ早いトラック運転手を演じるアクション・コメディー。惚れた女性歌手を追って旅に出るが、その相棒はなぜかオランウータン!最初は違和感アリアリだが、酒場のカウンターで瓶ビールをあおったり、トラックの助手席に恋人ヅラ(注:オス)して座っていたりと、あまりにも人間らしく振る舞うので次第に人間に見えてくるというマジック。