医薬業界に激震が起きた実話を映画化し、中国で500億を超える記録的大ヒットを記録した中国映画『薬の神じゃない!』が2020年5/1(金)より全国順次公開。このたび日本版予告編が完成した。

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「この世の病はただ一つ、貧しさだ」

主人公は、上海で、男性向けの回春薬を売る小さな店主チョン・ヨン(程勇)。店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。

ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者リュ・ショウイー(呂受益)が店に訪れる。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼だった。最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョン(程)は、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成する。

依頼人のリュ(呂)を始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ(劉思慧)、中国語なまりの英語を操るリウ牧師(劉牧師)、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオ(彭浩)が加わり、事業はさらに大きく拡大していく。

警察に密輸として目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨン(程勇)たちだったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける彼に待ち受ける結末とは・・・。

画像: 「この世の病はただ一つ、貧しさだ」

今回、解禁となった日本版予告編では、まず主人公の顔が映し出される。当初は金儲けでジェネリック薬の密売を始めた主人公が、販売グループを結成して利益を得る一方、白血病患者の切実な訴えもあり、警察に追われる身になりながらも薬の販売を続ける姿が救世主のように描かれる。

そして、「この世の病はただ一つ、貧しさだ」というセリフには、中国だけではない世界共通の痛烈なメッセージが込められ、本作が社会性を持ったエンタテインメント作品であることがうかがえる。

さらに、同時に解禁したポスタービジュアルからは、赤い十字の上に、ジェネリック薬を販売する主人公たちの明るい表情の写真からエンタテインメント性が伝わり、背景の病に苦しむ白血病患者らのマスク姿と「何がホンモノで、何がニセモノか!?」というコピーからは、世の中の事象の真偽について考えさせられる社会性もおびているデザインになっている。

薬の神じゃない!
2020年5/1(金)、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサ他、全国順次公開
配給:シネメディア
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