以前ならハリウッド映画で主演クラスの役をアジア系スターが演じることは稀でしたが、近年はそうした例が続々登場し、彼らは英雄的な人気を得ています。いまハリウッドでパワフルに活躍している注目のアジア系スターをご紹介しましょう。

オークワフィナがゴールデングローブ賞主演女優賞 を受賞した全米大ヒットの感動家族ドラマをチェック!

「フェアウェル」

※本作は日本で2020年4月10日の公開が予定されていましたが、ウイルス拡散による世界情勢を鑑みて、日本での公開延期が発表されました。

画像: 「フェアウェル」

「オーシャンズ8」などのオークワフィナ主演(本作でゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディー映画部門主演女優賞獲得)で、注目の映画スタジオAが実話を基に製作した家族ドラマ。共演は中国のベテラン、チャオ・シュウチェン、「ラッシュ・アワー」のツィ・マーら。監督・脚本はルル・ワン。

ニューヨークに暮らすビリー(オークワフィナ)は、近所に住む父母から、中国にいる大好きな祖母ナイナイ(チャオ)が末期の肺がんだと聞かされ絶句。親戚一同がナイナイに会う口実で、日本に住むビリーのいとこの結婚式を中国で行なうことにしたと知り、出席を希望するが、感情を隠せないビリーは来ない方がいいと言われてしまう。

画像: 監督自身が体験した実話を基にした作品でもある

監督自身が体験した実話を基にした作品でもある

このままナイナイに会わず別れることができないビリーは両親の後を追って一人で中国に。ナイナイは大喜びだが、両親や大叔母は真実がばれないかとハラハラ。中国では余命宣告を本人にすることは厳禁なのだ。元気そうに見えるナイナイをめぐって、一族はぶつかり合い、慰め合いながら、いよいよ結婚式当日を迎えるが......

アンダーグラウンドのラッパーとしてセンセーションを呼んだオークワフィナは、その後「オーシャンズ8」や「クレイジー・リッチ!」など映画でもブレーク。いつもは自信たっぷりで生意気なキャラの彼女が、内向的な物腰のビリーを演じられるのか最初は疑問視されたというが、監督のルル・ワンは二人の共通点を見出し、彼女がビリーを真に理解していると感じたという。その結果はゴールデングローブ賞が示した通りとなった。

「フェアウェル」
公開日延期

原題:お別れ/アメリカ/2019/1時間40分/配給:ショウゲート
監督:ルル・ワン/出演:オークワフィナ、ツィ・マー、ダイアナ・リン、シャオ・シュウチェン
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Photos by Getty Images

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