「午前十時の映画祭10-FAINALー」が2020年3月26日をもって終了した。全国の映画ファンの支持を集めた本映画祭は2021年、復活する。
初年度からの累計動員数はついに500万人を突破
2010年2月6日にスタートした『午前十時の映画祭』(主催:川喜多記念映画文化財団。映画演劇文化協会)は、これまで10年間、映画史上の名作傑作の数々234本を上映してきた。そして昨年2019年4月5日から始まった『午前十時の映画祭10』は2020年3月26日、最終上映作「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」をもって終了。今期の動員数は61万3166人、これまで10年間の累計は502万4537人となり、ついに大台を突破した(3月30日現在)。
上映作品27作のうち、映画祭初上映は11本、そしてこれまで人気の高かった16本が再上映され、最終的な動員トップ5は以下の通りになった。
1位:再上映「ローマの休日」 3万670人
2位:再上映「ショーシャンクの空に」 2万8805人
3位:再上映「ニュー・シネマ・パラダイス」 2万8757人
4位:再上映「サウンド・オブ・ミュージック」 2万8647人
5位:初上映「レオン 完全版」 2万7867人
映画祭6回目の上映となった「ローマの休日」はこれまでで最高の動員を記録。本作がいかに絶大な支持を得ているか証明された。初上映作品では「レオン 完全版」がヒット。ほかに「ブルース・ブラザース」「時計じかけのオレンジ」も若いファンを集め高稼働した。
3月20日ラスト上映となった「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」のエンドタイトル終了後、2021年4月2日から再スタートする『午前十時の映画祭11』開催決定の情報が解禁。各劇場内では大歓声も起きたという。SNS上では喜びと歓迎の声がネット上を駆け巡った。第11回の詳細は今年下半期に発表される予定という。