ティム・バートン、クエンティン・タランティーノら数多くの映画監督たちに影響を与えたイタリアン・ホラー映画の父マリオ・バーヴァ。日本初紹介作品を含む彼の名作全13本がキングレコードより国内初ブルーレイ化されることが決定した。

ホラー映画の父マリオ・バーヴァの名作13作品がブルーレイで甦る!

リドリー・スコット、ティム・バートン、マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、クエンティン・タランティーノ、ギレルモ・デル・トロ、ジョン・カーペンター、ジョー・ダンテ、ショーン・S・カニンガムなど数多くの監督に影響を与えてきたイタリアン・ホラーの父マリオ・バーヴァ。没後40年を記念した国内初ブルーレイ化となるブルーレイBOXが第Ⅰ期2020年6月10日(水)、第Ⅱ期8月5日(水)にキングレコードより発売される。(単品商品も発売)

第Ⅰ期は、ホラー映画の金字塔と言われる『血ぬられた墓標』、マリオ・バーヴァ最高傑作の呼び声高く、デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロやジャパニーズ・ホラーにも大きな影響を与えた『呪いの館』などのホラーの名作から、日本初紹介となる『ナイヴズ・オブ・ジ・アベンジャーズ』など7作品、第Ⅱ期は、スプラッター映画の元祖『血みどろの入江』、日本でもファンの多いエクソシスト映画『新エクソシスト/死肉のダンス』などのホラーの名作から日本初紹介となる伝説バイオレンス『ラビッド・ドッグズ』など6作品を収録!ホラー映画の巨星の軌跡をたどる映画史の最重要資料であり、全ホラー映画マニア垂涎の商品だ。

マリオ・バーヴァとは?

全世界のホラー映画に影響を与えたイタリアン・ホラー黄金期を作った巨匠。1914年サンレモ生まれ。映画カメラマンであった父親の影響を受け、撮影技師として映画界入りする。1939年に撮影監督になり、1957年には長編映画デビューを果たした。

1960年に撮ったモノクロのゴシック・ホラー『血ぬられた墓標』はホラー映画史に残る名作となる。その後『白い肌に狂う鞭』などのカラー作品のホラー映画でも高い評価を得る。1963年の『知りすぎた少女』は、その後大きな映画のジャンルとなる”ジャッロ映画”の初めての作品となり、1965年の『バンパイアの惑星』はリドリー・スコット『エイリアン』に、1966年の『呪いの館』はジャパニーズ・ホラーを始め多くの映画監督たちに大きな影響を与える。

1971年の『血みどろの入江』はスプラッター映画の最初期作品と言われ、後に『13日の金曜日』シリーズを始め、多くのフォロワー作品を生み出す事になる。1976年の『ザ・ショック』が遺作。1980年にこの世を去る。息子は『デモンズ』シリーズで知られるホラー映画監督ランベルト・バーヴァ。

没後40年マリオ・バーヴァ大回顧 第Ⅰ期
2020年6月10日(水)発売/BD BOX(7枚組)¥33,600+税/山崎圭司監修ブックレット封入

画像1: 没後40年!イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作ブルーレイで復活!

『血ぬられた墓標』 1960年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:エンニオ・デ・コンチーニ マリオ・セランドレイ 原作:ニコライ・ゴーゴリ 撮影:マリオ・バーヴァ 
出演:バーバラ・スティール ジョン・リチャードソン イヴォ・ガラーニ

ホラー映画界の名作中の名作。魔女裁判によって処刑されたアーサー姫が200年後甦る。モノクロ作品ながら陰影を強調した美しい撮影ながらグロテスクな描写の特殊効果が有名。主演のバーバラ・スティールはこの作品の出演がきっかけになり、スクリーム・クイーンとして数多くのホラー映画に出演する事になる。

映像・音声特典:英語オーディオコメンタリー、バタリアンズによるオーディオコメンタリー

画像2: 没後40年!イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作ブルーレイで復活!

『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』1963年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:マルチェロ・フォンダート アルベルト・ベヴィラクア マリオ・バーヴァ 撮影:ウバルド・テルツァーノ
出演:ボリス・カーロフ マーク・ダモン ミシェル・メルシェ

トルストイ、チェーホフ、モーパッサンの短編3作品を原作にした「電話」「吸血鬼ブルダラック」「一滴の水」の3話からなる、映像美が素晴らしいホラー・オムニバス。

映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー

画像3: 没後40年!イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作ブルーレイで復活!

『呪いの館』1966年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:ロマノ・ミグリオリーニ ロベルト・ナタール マリオ・バーヴァ 撮影:アントニオ・リナルディ
出演:ジャコモ・ロッシ・スチュアート エリカ・ブラン ファビエンヌ・ダリ

マーティン・スコセッシがバーヴァの最高傑作と評価化しているゴシック・ホラーの傑作。屋敷に現れる少女の幽霊を描いたホラーでJホラーにも多大な影響を与えている。デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロ、フェデリコ・フェリーニなど数々の監督に影響を与えた作品としても有名。

映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー、予告編、TV SPOT

『知りすぎた少女』 1963年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:マリオ・バーヴァ エンツォ・コルブッチ エンニオ・デ・コンチーニ エリアーナ・デ・サバタ ミーノ・グェルリーニ フランコ・プロスペリ 撮影:マリオ・バーヴァ
出演:レティシア・ロマン ジョン・サクソン ヴァレンティナ・コルテーゼ

ダリオ・アルジェント監督『サスぺリア』に代表されるイタリアのスリラー映画のジャンルである”ジャッロ”映画の原点と言われるミステリー映画。殺人事件を目撃した女性が事件に巻き込まれる。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー

『ナイヴズ・オブ・ジ・アベンジャーズ』1966年 
監督:マリオ・バーヴァ 
出演:キャメロン・ミッチェル ジャコモ・ロッシ=スチュワート
日本初紹介となる史劇。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー、予告編

『ファイブ・バンボーレ』1970年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:マリオ・ディ・ナルディ 撮影:アントニオ・リナルディ
出演:ウィリアム・バーガー、イラ・フルステンベルグ
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」をベースにしたサスペンス作品。マリオ・バーヴァ本人は”最大の失敗作”と位置付ける作品。モダンな美術、音楽、撮影が光る一編。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー

『ロイ・コルト&ウィンチェスター・ジャック』1970年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:マリオ・ディ・ナルド 撮影:アントニオ・リナルディ
出演:ブレット・ハルゼイ チャールズ・サウスウッド マリル・トロ
マリオ・バーヴァ監督のマカロニ・ウェスタン・コメディ。コミカル・ウェスタンの先駆け的作品。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー、劇場公開時のインターミッション

没後40年マリオ・バーヴァ大回顧 第Ⅱ期
2020年8月5日(水)発売/BD BOX(6枚組)¥28,800+税/山崎圭司監修ブックレット封入

画像4: 没後40年!イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作ブルーレイで復活!

『処刑男爵』 1972年
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:ヴィンセント・フォートル  
出演:ジョセフ・コットン エルケ・ソマー

『血ぬられた墓標』などに並ぶゴシックホラー作品。オーストリアのある町で”処刑男爵”よ恐れられた中世の暴君が蘇る。当時人気女優だったエルケ・ソマーがヒロインを務める。

映像・音声特典:予告編、オープニング、エンディング、バタリアンズによるオーディオコメンタリー

画像5: 没後40年!イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作ブルーレイで復活!

『リサと悪魔』1973年 
監督:マリオ・バーヴァ 音楽:カルロ・サヴィーナ
出演:エルケ・ソマー テリー・サヴァラス

『新エクソシスト/死肉のダンス』のオリジナルであるホラー映画。『処刑男爵』に続き、エルケ・ソマー主演。

映像・音声特典:予告編、バタリアンズによるオーディオコメンタリー

『血みどろの入江』1970年 ※メイン写真
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:マリオ・バーヴァ ジョセフ・マクニー フィリッポ・オットーニ 撮影:マリオ・バーヴァ
出演:クロディーヌ・オージェ ルイジ・ピスティッリ イザ・ミランダ
マリオ・バーヴァ本人が唯一お気に入りと公言する大傑作ホラー。全編血みどろで本格的スプラッターの元祖。この映画にインスパイアされて作られた作品が、後にホラー映画を代表する人気シリーズになる『13日の金曜日』である事は有名。ある資産家の入江で次々と人々が惨殺されていく壮絶スプラッター作品。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー

『ラビッド・ドッグズ』1974年 
監督:マリオ・バーヴァ 脚本:ロベルト・ロヨーラ 撮影:エミィオ・ヴァリアーノ マリオ・バーヴァ
出演:リカルド・クッチョーラ リア・ランデール モーリス・ポリ
日本未公開の伝説の作品が遂に日本初公開!壮絶バイオレンスで描く犯罪映画。人質を取った強盗トリオの殺戮の逃避行。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー

『新エクソシスト/死肉のダンス』1975年
監督:マリオ・バーヴァ 
出演:エルケ・ソマー テリー・サヴァラスカンヌ映画祭で大きな評価を得つつも配給先がなくお蔵入りになった傑作『リサと悪魔』に悪魔憑きシーンを追加撮影し、再編集した作品。『エクソシスト』の世界的ヒットにあやかり、ヒットを記録した。日本でもテレビ放送され、マニアックなファンを持つ作品。監督のマリオ・バーヴァは本作ではミッキー・ライオン名義になっている。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー、英語オーディオコメンタリー、テレビ版日本語吹替

『フォー・タイムズ・ザット・ナイト』1972年 
監督:マリオ・バーヴァ 
日本未公開のコメディ作品。
映像・音声特典:バタリアンズによるオーディオコメンタリー、予告編

単品商品も同時発売!(各¥4,800+税)

2020年6月10日(水)発売
『血ぬられた墓標』KIXF676『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』KIXF677『呪いの館』KIXF678『知りすぎた少女』KIXF679『ナイヴス・オブ・ジ・アベンジャーズ』KIXF680『ファイブ・バンボーレ』KIXF681『ロイ・コルト&ウィンチェスター・ジャック』KIXF682

2020年8月5日(水)発売
『処刑男爵』KIXF695『リサと悪魔』KIXF696『血みどろの入江』KIXF697『ラビッド・ドッグス』KIXF698『新エクソシスト/死肉のダンス』KIXF699『フォー・タイム・ザット・ナイト』KIXF700
発売・販売:キングレコード

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