まずはプロフィールと特徴をおさらい
Q’s BASIC PROFILE
【NAME】Q /Quartermaste(r =需品係将校) の頭文字
【AGE】ニキビがある生っ白い若造 byボンド
【JOB】MI6 Q課の課長
【FAMILY】ネコ2匹
【ABILITY】武器開発、ハッキング
【PERSONALITY】THEゆとり世代。自信家で 皮肉屋だがボンドには忠誠心を示す
【初登場】
「スカイフォール」開始38分43秒に登場。武器の受け渡しのためナショナル・ギャラリーで落ち合う二人。しかしQの顔を知らないボンドは、突然“もの悲しい絵ですね”と話しかけてきた若者に対して、なんともいぶかしい表情で対応する...という完璧すぎる初対面のシーン。
【ファッション】
無頓着そうに見えてカーディガンが“ドリス・ヴァン・ノッテン”だったり、雪山で着ていたセーターが“ミッソーニ”だったりと、実はかなりのオシャレさん。最新作では、さらにあか抜けているご様子。
【HAND】
指をいじいじしたり、口元にもっていったりと基本的に落ち着きがない(けれど、そこがキュート)。
【マグカップ】
“Q”のロゴ入りマグでアールグレイを愛飲。取り寄せたファンも多数。
【パソコン】
VAIOのノートPCを使っていた「スカイフォール」から一転、「スペクター」ではQの私物?と思わせるほど使い込まれたノートPCが登場。ラップトップのステッカーは007英国公式オンラインストアで発売中(ただし英国内のみでの販売)!
【出演時間】
スカイフォール/約9分25秒!(声のみ含む)
スペクター/約12分30秒
※編集部調べ
ジワジワくる“Q”ジョーク
【Scene1 fromスカイフォール】
敵を追うボンドを遠隔操作中に...
ボンド ▶電車が出るぞ!これに乗るのか?
Q ▶たまにはラッシュアワーもいい経験でしょう
【Scene 2 from スペクター】
ボンドにシンプルな腕時計を渡して...
ボンド ▶なんの機能がある?
Q ▶時間がわかるよ。遅刻を防げる(ドヤッ)
【Scene 3 from スペクター】
ボンドが壊したボンドカーを前に...
Q ▶“無キズで”と言ったのにこれじゃあ全身傷だらけ(爆笑)
ボンド ▶......(真顔)
\まれに逆パターンも?!/
【Scene 4 from スペクター】
ムチャぶりを聞き入れてくれたQに...
ボンド ▶絵ハガキを送るよ(ニヤリ)
Q ▶(苦笑しつつ)やめてください
ベン・ウィショーは4代目!歴代“Q”ってどんなキャラ?
(文・紀平照幸)
通称“Q”とは英国秘密情報部特務装備開発課(Q課)のトップを示すコードネームで、本名はブースロイド少佐(彼をQと呼ぶのは映画オリジナルの設定)。第1作「ドクター・ノオ」のみピーター・バートンが演じたが、2作目以降、第19作「ワールド・イズ・ノット・イナフ」までデスモンド・リュウェリンが演じている。
原作や初期の映画ではボンドに批判的(彼が装備を大切にせず、説明も真面目に聞かないから)だったが、リュウェリンの人柄ゆえか次第にお茶目なおじいさんといった描かれ方になり、ボンドの危機に新兵器を持って駆けつけるなど、仲間の絆を感じさせるようになった。リュウェリンの引退に伴い、19作に助手の“R”として登場したジョン・クリーズが、次作の「ダイ・アナザー・デイ」でQに昇格、初期に近い描写に戻った。
映画は原作よりも武器のスケールがアップしているので、マッドサイエンティストっぽくもあり、新兵器実験場の場面はロジャー・ムーア版007の名物でもあった。原作者の死後、別の人が書き継いだ小説版ではキュートなる女性のQが登場したこともある。