新型コロナウイルスの感染状況および、各行政機関の発表や方針を鑑みて、公開が延期されていた北欧映画『罪と女王』の新たな公開日が2020年6月5日(金)に決定した。
画像: 『罪と女王』劇場予告 www.youtube.com

『罪と女王』劇場予告

www.youtube.com

すべて完璧な女性が犯した、義理の息子への禁断の誘惑

本作は、サンダンス映画祭の観客賞受賞で始まり、圧倒的国内評価でアカデミー賞デンマーク代表作品に決定、そしてデンマークが誇る偉大な女性監督スサンネ・ビア、ロネ・シェルフィグですら成し得なかった女性初のデンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)作品賞受賞ほか圧巻の主要9部門を受賞した話題作。

さらに北欧最大の映画賞であるヨーテボリ国際映画祭で最優秀ノルディック賞・観客賞・最優秀俳優賞の3冠受賞、北欧5カ国から選出されるノルディック映画賞でもグランプリに輝き、堂々2019 年の北欧を代表する作品となっている。

児童保護を専門とする優秀な弁護士のアンネは、夫や娘たちと完璧な家庭を築いていたが、夫と前妻との息子である17歳の少年グスタフが問題を起こし退学になったため、スウェーデンからデンマークに引き取ることに。

グスタフは衝動的な暴力性があり家族に馴染もうとしなかったが、そんな子供達と仕事で常に接しているアンネは根気よく彼を家族として迎え正しい方向へ導こうと努める。

しかし、グスタフと少しずつ距離を縮めていくうちに、親密さが行き過ぎてしまい、アンネはグスタフと性的関係を持ってしまう。そして、そのことが大切な家庭とキャリアを脅かし始めた時、アンネは残酷な選択をする-。

仕事、家庭、すべて完璧な女性が犯した、義理の息子への禁断の誘惑。大人の欲望の犠牲となり、狡猾な裏切りに絶望した少年の心は―

男性の権力者〈王〉から若い女性への性的虐待 への非難は明快だが、女性権力者〈女王〉と若い男性の関係となると判断がグレーゾーンになることへの着目を起点に、メイ・エル・トーキー監督が果敢に挑戦した野心作。

知的な女性がモンスターへと変貌する難役を、ベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞したこともある国際的名女優トリーヌ・ディルホムが見事に演じる。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アフター・
ウェディング」「偽りなき者」「フレンチアルプスで起きたこと」など数々の北欧傑作に続く新たな衝撃作だ。

罪と女王
2020年6月5日(金)より、 ヒューマントラストシネマ有楽町、 アップリンク 吉祥寺、他にて公開配給:アット エンタテインメント
© 2019 Nordisk Film Prod uction A/S. All rights reserved

This article is a sponsored article by
''.