「この時代に最も大切なことを語っている」と絶賛を浴びる
2019年のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門やトロント国際映画祭2019に正式出品された本作は、「とても奇妙でとても美しく、この時代に最も大切なことを語っている」「常に観客の一歩先を行くスリリングさ!」などと絶賛された衝撃作。
主人公は、ある事件をきっかけに、 心のよりどころを失った美しきダンサーのエマ。 振付師の夫との結婚生活が破綻した彼女は、 その妖しい魅力で実直な消防士と彼の妻を虜にする。エマの不可解なまでに奔放な行動の裏には、ある衝撃的な秘密が隠されていた……。
監督は、ハリウッド映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で絶賛を博し、 米アカデミー賞に輝く『ナチュラルウーマン』の製作を務めた、チリ出身のパブロ・ラライン。
監督としてダイアナ元妃を描く『Spencer』の制作を発表、また外出制限下に撮影された短編集「HOMEMAID/ホームメード」(Netflix)の製作・監督に名を連ねている。「HOMEMAID/ホームメード」は国際的に活躍するフィルムメイカーらに声を掛けたララインが発起人のひとりであり、彼のプロダクションのファブラが共同制作も務めた。
そんな世界の映画界を牽引する彼が、これまでの既成概念&固定観念をぶち壊し、美しく、激しく、妖しくも自分の意思をしっかりと持つ、新時代のヒロイン・エマを生み出した。
主人公・エマを演じるのは、会って10分後に監督から主演をオファーさせた脅威の新星・マリアーナ・ディ・ジローラモ。そして、エマの夫・ガストンを、『天国の口、終りの楽園。』(01)でヴェネチア国際映画祭の新人俳優賞を受賞し、世界的に脚光を浴び、その後も、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(04)や、『バッド・エデュケーション』(04)、『バベル』(06)などの話題作に出演し続けるガエル・ガルシア・ベルナルが演じているのも注目だ。
魂の解放を象徴するエモーショナルなレゲトンダンス、 挑発的な映像美、大胆にして綿密な美しきエマが、あらゆる観客を欺いて仕掛ける“愛の罠”とは何か。きわめて不道徳かつ刺激的。衝撃の物語がまもなく日本上陸する。
エマ、愛の罠
2020年10/2(金) シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラスト有楽町kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国公開
配給:シンカ
© Fabula, Santiago de Chile, 2019