女優として活躍してきたオリヴィア・ワイルドの初監督に挑んだ青春映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が2020年8月21日(金)より全国公開。このたび冒頭の1分半の映像が解禁された。
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8/21(金)全国公開『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』冒頭映像!

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エイミーの愛車の後ろに貼られているステッカーの数々に注目

本作は、『her/世界でひとつの彼女』『リチャード・ジュエル』の女優オリヴィア・ワイルドが、 “俺たち”シリーズ、『バイス』でおなじみのウィル・フェレルとアダム・マッケイ製作総指揮の下、映画監督に初挑戦した、これまでになく大胆でパワフルな青春コメディ。

監督、脚本、主演の全てが女性主導という作品であり、テイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持表明したことも大きな話題を呼んだ。

このたび解禁されたのは、穏やかな朝、自己啓発オーディオ で精神統一をはかるモリー(ビーニー・フェルドスタイン)の姿から始まる映画冒頭のシーン。「あなたの能力を疑った連中を見下ろすの。奴らは負け犬。アホどもにギャフンと言わせてやりましょ」と、強い口調で言う女性の声と共に、モリーは覚醒したように目を光らせて、矯正器具を取り外す。

愛車のボルボでモリーを出迎えるのは大親友のエイミー(ケイトリン・デヴァー)。謎のダンスで登場するモリーに乗っかって、こちらも不気味なダンス攻撃を仕掛けるエイミー、勝負のつかない世にもぬるいダンスバトルが繰り広げられる。

「久しぶり。やっと会えたね」と笑顔で言うエイミーだが、続けて「1日ぶり」と、拍子抜けだがあまりの仲の良さが愛おしいセリフの応酬。そして2人は高校へと出発するのであった。

注目して欲しいのが、エイミーの愛車の後ろに貼られているステッカーの数々。「Life Begins at Perception (人生は知覚から始まる)」などと並んで貼られる「STILL A NASTY WOMAN!」というワードは、2016年の大統領選最中のアメリカで、ドナルド・トランプ現米大統領がヒラリー・クリントン氏に対して言い放った「なんて嫌な女だ!」という言葉を受けて、クリントン支持者の女性たちが掲げ始めた「私たちはいまだに嫌な女だ!」という皮肉たっぷりのスローガンである。エイミーの政治的思想がこういった小物からもイメージできる。

一方、モリーの夢は史上最年少で最高裁判事になることで、冒頭映像の部屋に飾っている写真には、元弁護士のキャリアを持つミシェル・オバマや、「RBG」 ことアメリカ最高齢の女性最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグの写真が飾られている。本編のさらなる小ネタも期待させる、情報量にあふれた冒頭シーンとなっている。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
2020年8/21 (金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:ロングライド
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