1979年のマージ-サイドを舞台に、破滅的な若者たちを描く青春映画『アウェイデイズ』が完成から11年の歳月を経て2020年10月16日(金)より日本初公開される事が決定した。
画像1: 英国フットボールから生まれた文化“カジュアルズ”を描く青春映画が公開
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『ライ麦畑でつかまえて』のジャックナイフ版であると紹介

1979年、イングランド北西部マージーサイド州バーケンヘッド。カーティとエルヴィスは《Echo & The Bunnymen》のギグで運命的な出会いを果たす。そして2人の間には誰にも邪魔することの出来ない友情が芽生える。しかし、それは互いに惹きつけ合いながらもどこか不安定で、いつ壊れてもおかしくないコントロール不能なものだったー。

圧倒的な暴力とセクシャル、そしてロックンロールに満ち溢れた映画『アウェイデイズ』の世界は、ケヴィン・サンプソンが1998年に上梓した同名小説を基に、ポストパンク時代の研ぎ澄まされていたエナジーを記録した真実の物語。

Joy Division、The Cure、Magazine、Echo & The Bunnymen、Ultravox の音楽をバックに、若者たちが自らの拠りどころを探し、絶対的な者へ憧憬を抱き、そして形成された“族”の中で避ける事の出来ない運命にもがき苦しむ様をリアルに映像化している。

また、これまで日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“Football Casual”<カジュアルズ>の黎明期を初めて切り取った映画でもある。

本国では公開当時『さらば青春の光』(1979 年)、『トレインスポッティング』(1996 年)、『コントロール』(2007 年)、さらには『スタンド・バイ・ミー』(1986 年)等の映画を例えに、さらにこれら全ての要素を詰め込んだ、若者の生き辛さを描いた小説『ライ麦畑でつかまえて』(J・D・サリンジャー著/1951 年)のジャックナイフ版であると紹介された。

「カジュアルズ」とは?

一般的にイングランドでは毎週末にサッカースタジアムに通う労働者階級のファッションを“ Football Casual ”と呼ぶ。フーリガンの別称として“カジュアルズ= Casuals ”という言葉を使う向きがあるが、 Football Casualという言葉自体は 80 年代に入ってから雑誌がカテゴライズして広まった言葉。

アウェイデイズ
2020年10/16(金)より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開
配給:SPACE SHOWER FILMS
© Copyright RED UNION FILMS 2008

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