笑顔も泣き顔も魅力的♡話題作に引っ張りだこBOY
キラ星のごとく、ショウビズ界に現れる新しい才能たち。とりわけ、ティーン俳優の中で成長著しいのが、ノア・ジュプだ。『ワンダー君は太陽』で、ジェイコブ・トレンブレイ演じる主人公の友人役で注目を集めると、『クワイエット・プレイス』『フォードvsフェラーリ』など話題作に次々と出演し、今や引っ張りだこ。
美少年だけれど、ちょっぴり丸っこい鼻が愛くるしくて、笑っても泣いてもその姿に誰もが引きつけずにはおかない。
最新作『ハニーボーイ』では、ハリウッドの人気子役という役どころで主演。ノアは頭にホットカーラーを巻き、バスローブを着て女装したり、サングラスにゴージャスな毛皮のコートでセレブを気取ったり七変化で主人公の売れっ子ぶりをのぞかせる。その一方で、トラブルメーカーの父親に振り回されながらも、その父を支えようと奮闘する。
現在15歳、あどけなさと大人っぽさが同居するノアだからこその演技で魅了している。
\ノアってこんなBOY/
- 映画デビュー作から大物の片鱗
デビュー作『ナチス 第三の男』で演じたのは、レジスタンスに協力していた一家の息子役。凄まじい拷問を受ける父親の姿を見せて、秘密を吐かせようとするナチスにギャン泣きして抵抗。健気なノアー君にもらい泣き必至。 - パパ&ママ役がみ〜んな大スター
今やヒット作常連のノアー。息子役で知名度アップしてきた彼だけど、その相手はマット・デイモン&ジュリアン・ムーア、クリスチャン・ベールら大物ばかり。新作ドラマの『The Undoing』(原題)ではニコール・キッドマン&ヒュー・グラントの息子を演じている。 - 憧れの俳優はレオ&シャラメ♡
フィルムメーカーでもある父親の影響なのか、子どもの頃から映画を見ていたノア。『ロミオ&ジュリエット』でレオナルド・ディカプリオに憧れたとか。そして今はティモシー・シャラメ。演技やファッションセンスを尊敬し、もしも自分についての映画を撮るなら、「大人の自分をティモシーに演じて欲しい」と語っている。
あのスターも首ったけ!大人顔負けの演技力BOY
2005年2月25日に英・ロンドンで映画製作者の父と、女優の母の間に生まれたノア。下に妹と弟がいる5人家族のことを、「まるでジェリービーンズの詰め合わせのよう。それぞれのフレーバーはクレイジーで味も違うけど、一つになると美味しい」と語り、自分自身のことは「みんなに愛されるイチゴ味」とコメント。家族の仲はとても良好のようだ。
10歳の時に、ドラマ『ベニー・ドレッドフル ナイトメア血塗られた秘密』でデビュー。子役として、『ダウントン・アビー』や、トム・ヒドルストン主演の『ナイト・マネジャー』ではヒュー・ローリー演じる億万長者で武器商人の息子役を演じてきた。
2017年の『ナチス第三の男』で映画デビューを果たすと、同年、ジョージ・クルーニー監督の『サバービコン仮面を被った街』でマット・デイモンの息子ニッキー役に抜擢される。弱冠12歳ながら、当時のインタビューでは「僕は割とオープンな性格だけど、ニッキーは心を閉じて、自分の考えを人に見せようとしない」と分析し、「だからニッキーの感情を探り出して内に秘める演技をすることは難しかった」と大人顔負けの答え方をしている。
そんな彼の演技を高く評価したクルーニーが、ジョン・クラシンスキー監督に推薦し、『クワイエット・プレイス』に出演。興行的な成功と共に、さらに注目度が増した。『フォードvsフェラーリ』では、クリスチャン・ベール演じる天才ドライバー、ケン・マイルズの息子役。気難しいことで知られるオスカー俳優相手に、父と子の絆の深さを細やかに体現した。
今後待機している作品には『クワイエット・プレイス PARTII』(近日公開)、そしてニコール・キッドマン主演のHBOドラマ『The Undoing』(原題)など、少年から青年、そして大人の俳優へと一歩ずつステップアップしていくノア・ジュプ。その成長を見続けていたい。
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