大ヒットを記録したドキュメンタリー作品『真夏の夜のジャズ』の日本公開60年を記念して、2020年8月21日(金)より『真夏の夜のジャズ 4K』が角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開される。

ジャズフェス、モータウン、元オアシス・リアムの復活劇、ザ・バンド

この夏はその他注目の音楽映画がぞくぞく公開予定。音楽好き、映画好き必見の注目作品、『真夏の夜のジャズ 4K』『メイキング・オブ・モータウン』『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』の4作品の見どころを一挙にご紹介。

『真夏の夜のジャズ 4K』

画像: 『真夏の夜のジャズ』:©1960-2019 The Bert Stern Trust All Rights Reserved

『真夏の夜のジャズ』:©1960-2019 The Bert Stern Trust All Rights Reserved

「ジャズの父」と呼ばれる20世紀を代表するジャズ・ミュージシャン、スキャットの第一人者で、大ヒット曲「この素晴らしき世界」で知られるルイ・アームストロング、ジャズ界有数の作曲家としてモダン・ジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えた作曲家のセロニアス・モンク、ザ・ビートルズやローリングストーンズ、ビーチ・ボーイズなど多くのミュージシャンに敬愛され、「ロックの創造者」と呼ばれたチャック・ベリーら…伝説のミュージシャンたちが続々と登場。
監督は、大御所カメラマン、バート・スターン。撮影当時新進気鋭のカメラマンとして活躍し、後年。スタンリー・キューブリックの『ロリータ』のポスター撮影を担当、更に死去直前のマリリン・モンローを撮影した写真集を発売して大反響を呼んだ伝説の写真家。その大胆な撮影方法や映像の美しさが世界の映画人に衝撃を与えた。さらに大きな見どころのひとつがファッション。ステージで演奏するレジェンドたちの姿はもちろん、映像の約半分を占めるオシャレな観客たちのファッョンにも要注目! 音楽フェスの中止が相次ぐ今夏、映画館の大スクリーンでフェス気分を満喫できる必見の一本!

画像: 映画『真夏の夜のジャズ 4K』予告編 youtu.be

映画『真夏の夜のジャズ 4K』予告編

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『メイキング・オブ・モータウン』

画像: 『メイキング・オブ・モータウン』:© 2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved.

『メイキング・オブ・モータウン』:© 2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved.

ビートルズやローリング・ストーンズが憧れ、全世界の音楽ファンに愛され続けているレーベル《モータウン》。スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン(ジャクソン5)、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイら、時代の先端を彩ったミュージシャンが名を連ね、180曲以上ものNo.1ヒットを放つモータウンは如何にしてアメリカン・ドリームを成し遂げたのか!?
1959年、僅か800ドルの資金を基にデトロイトに誕生した小さなレコード会社は、地元を代表する大企業フォードのビジネスモデルをヒントに、会議やトレーニング、品質管理まで徹底した。モータウンの創始者ビリー・コーディの口から飛びだす“伝説を生み出すための㊙ノウハウ”には仰天必至。1960年代、キング牧師と共に自由公民権運動に向き合い、天才スティーヴィー・ワンダーやジャクソン5との契約裏話など、盟友スモーキー・ロビンソンと共に60年の歩みを振り返る。今、アメリカで吹き荒れる「ブラック・ライブズ・マター」活動を予見したかのようなマーヴィン・ゲイの名曲「What's Going On」も心に染みる。

画像: 映画『メイキング・オブ・モータウン』9月18日(金)/本予告 youtu.be

映画『メイキング・オブ・モータウン』9月18日(金)/本予告

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『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』

画像: 『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』:© 2019 WARNER MUSIC UK LIMITED

『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』:© 2019 WARNER MUSIC UK LIMITED

2009年8月パリ、満員のロック・オン・セーヌ・フェスティバルで「ノエルとリアムが激しい口論の末、ライブが中止になった」とアナウンス。英国営放送(BBC)でも報道されたオアシスの電撃的解散から10年に渡ってリアム・ギャラガーに密着したドキュメンタリーが日本上陸。
2011年、新バンド「ビーディ・アイ」を立ち上げるが僅か3年で自然消滅。追い打ちを掛けるように離婚問題が勃発、酒浸りのドン底の日々が続いた。2015年のある日、アイルランドのパブでビールを飲んでいたリアムは、ギターを手に孤独な日々に作った曲を歌い始める。その曲「ボールド」を歌う彼の姿はSNSで瞬く間に拡散していく。
「ステージのマイクの後ろこそ俺の居る場所だ」と語るUKを代表するヴォーカリスト、リアム・ギャラガー。2017年に発表されたソロ・デビューアルバム「アズ・ユー・ワー」は、全英1位&プラチナアルバムを獲得、家族を連れて精力的に世界ツアーを続ける。“奇跡の復活劇”を遂げたリアムの素顔に迫る必見作。

画像: リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ youtu.be

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ

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『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

画像: 『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』:©Robbie Documentary Productions Inc. 2019

『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』:©Robbie Documentary Productions Inc. 2019

1976年に行われたザ・バンドの解散コンサートは、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルら錚々たるミュージシャンが結集し、偉大なバンドを讃える一夜となった。伝説のコンサートをマーティン・スコセッシ監督が映画化した『ラスト・ワルツ』は音楽ドキュメンタリーの傑作中の傑作だ。
再びスコセッシを製作総指揮に迎えた『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』は、ザ・バンドの中心人物ロビー・ロバートソンが、自らの音楽的生い立ち、ザ・バンド結成から解散へと至る日々を語った感動のドキュメンタリー。ボブ・ディランとの世界ツアー、ウッドストックの“ビッグ・ピンク”で生み出された珠玉のアルバムが大ヒットし、ワールドツアーは連日大盛況。1960年代後半から70年代、激動するアメリカを駆け抜けたザ・バンドの軌跡。
「俺たちは変わらない。時代が変わった」---アメリカを代表するバンドの軌跡を、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスンらの証言を交えて浮き彫りにする。この作品でザ・バンド伝説が再燃する。

画像: 映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』予告編 youtu.be

映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』予告編

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2020年、夏から秋にかけて音楽映画の公開が続々と続く。今回ご紹介した4作品に加えて、惜しまれて亡くなったエンニオ・モニコーネのスコアが感動を呼ぶジュゼッペ・トルナトーレ監督作『海の上のピアニスト』が4Kデジタル修復版とイタリア完全版で8月21日から公開。“ジャズの帝王”の真実の姿を描く『マイルス・デイヴィス クールの誕生』(9月4日公開)、日本独自の“ジャズ喫茶”というスタイルにこだわるマスター・菅原正二の“ジャズな生き様”を炙り出すドキュメンタリー『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』(9月18日公開)など、音楽ファンにとって見逃せない作品が目白押しとなっている。

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