イタリア恐怖映画界の至宝マリオ・バーヴァの名作が待望のリリース!
ティム・バートン、クエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロ、ダリオ・アルジェント、大林宣彦……数多くの映画監督たちに影響を与えたイタリアン・ホラー映画の父マリオ・バーヴァ。没後40年を記念して発売し大ヒットを記録したブルーレイBOX第Ⅰ期、第Ⅱ期に続き、国内初ブルーレイ化となるブルーレイBOX第Ⅲ期が12月23日(水)に発売される(単品ブルーレイ、DVD商品も発売)。
第Ⅲ期では、権利関係の理由から第Ⅰ期、第Ⅱ期には収録できなかったマリオ・バーヴァ監督の代表的ホラー作品3作を収録。クリストファー・リーを主演に迎えた美しくも猟奇的な傑作『白い肌に狂う鞭』、ジャッロ映画の代表作にしてダリオ・アルジェントなど後続の監督達に大きな影響を与えた『モデル連続殺人!』、連続花嫁殺人鬼を描くカルト作『クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉』の3作品。大好評を得た第Ⅰ期、第Ⅱ期のブルーレイBOXに続く、ホラー映画の巨星の軌跡をたどる映画史の最重要資料であり、全ホラー映画マニア垂涎のBOXだ。
マリオ・バーヴァとは?
1914年、伊サンレモ生まれ。イタリアン・ホラーのみならず全世界のホラー映画に大きな名前を残した、イタリアン・ホラー黄金期を作った巨匠。映画カメラマンであった父親の影響を受け、撮影技師として映画界入りする。1939年には撮影監督、1957年には長編映画監督となる。1960年に撮ったモノクロのゴシック・ホラー『血ぬられた墓標』はホラー映画史に残る名作に。その後『白い肌に狂う鞭』などのカラー作品のホラー映画でも高い評価を得る。
1963年の『知りすぎた少女』は、その後大きな映画のジャンルとなる”ジャッロ映画”初めての作品、1965年の『バンパイアの惑星』はリドリ-・スコットの『エイリアン』に、1966年の『呪いの館』はジャパニーズ・ホラーを始め多くの映画監督たちに大きな影響を与える。1971年の『血みどろの入江』はスプラッター映画の最初期作品と言われ、後に『13日の金曜日』シリーズを始め、多くのフォロワー作品を生み出す事になる。1976年の『ザ・ショック』が遺作。1980年死去。息子は『デモンズ』シリーズで知られるホラー映画監督ランベルト・バーヴァ。
収録作品
『白い肌に狂う鞭』 1963年
監督:マリオ・バーヴァ|出演:ダリア・ラヴィ、クリストファー・リー
名優クリストファー・リーを主演に迎えたマリオ・バーヴァの代表作。死んだはずの夫の兄が毎晩現れ、若い妻ネベンカの肌に鞭を振るう。美しい映像の中でサドマゾの猟奇を描いた傑作ホラー。本作でマリオ・バーヴァはカラー作品のホラー映画でも大きな評価を得る。
『モデル連続殺人!』 1963年
監督:マリオ・バーヴァ|出演:エヴァ・バートック、キャメロン・ミッチェル
イタリア映画の大きなジャンルであるジャッロ映画の代表作。幻想的な映像美、謎の殺人者による残酷な殺人とジャッロ映画の原型を完成させた本作はダリオ・アルジェントをはじめ、多くの後続監督たちに大きな影響を与えた。ファッション・モデルの美女たちが次々と謎の覆面をした殺人者に殺されていく……
『クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉』 1969年
監督:マリオ・バーヴァ|出演:スティーヴン・フォーサイス、ダグマー・ラッサンダー
花嫁姿の女性を殺害する連続殺人鬼の男。ある時、彼は妻を殺してしまい、焼却炉で死体を焼く。しかし、彼の元に妻の亡霊が出現する。連続殺人鬼の異常心理を描くカルト作品。
没後40年 マリオ・バーヴァ大回顧 第Ⅲ期
2020年12月23日(水)発売|BD BOX=15,000円+税(3枚組)|山崎圭司監修ブックレット封入|発売・販売:キングレコード
★単品ブルーレイ、DVD商品も同時発売!(ブルーレイ各税抜¥4,800+税、DVD各税抜¥3,800+税)