名匠エリア・スレイマン監督の新作映画『It must be Heaven』(英題) が『天国にちがいない』として2021年1月29日(金)より公開することが決定、このたび場面写真が解禁となった。
画像1: 現代のチャップリンと称されるスレイマン監督の新作が公開決定
画像2: 現代のチャップリンと称されるスレイマン監督の新作が公開決定

果たして我々の本当の故郷はどこにあるのか―?

2002年『D.I』でカンヌ国際映画祭審査員賞及び国際映画批評家連盟賞を受賞し、独特なユーモアとイマジネーションで世界を笑いで震撼させた名匠エリア・スレイマン監督。

2008年カンヌ映画祭60回記念オムニバス作品『それぞれのシネマ』では、北野武、ダルデンヌ兄弟、デヴィッド・リンチなど名だたる監督らとともに参加。さらには2012年に公開された『セブン・デイズ・イン・ハバナ』ではベニチオ・デル・トロやギャスパー・ノエらとともに監督した。

本作『天国にちがいない』は世界中の映画祭で絶賛され、2019年のカンヌ国際映画祭で特別賞と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞し、2020年度米アカデミー賞国際長編映画賞のパレスチナ代表に選出されている。

映画監督であるエリア・スレイマンは、新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る。パリでは道行くお洒落なパリジャン、そしてルーヴル美術館やヴィクトール広場、ノートルダム聖堂など美しい街並みに見とれ、ニューヨークでは映画学校やアラブ・フォーラムの登壇者として招かれ、友人であるガエル・ガルシア・ベルナルの計らいにより映画会社のプロデューサーを紹介されるも、新作の企画はあっけなく断られてしまう。

行く先々で故郷とは全く違う世界を目の当たりにするが、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう。「果たして我々の本当の故郷はどこにあるのか―?」

世界を笑いで震撼させ続け、現代のチャップリンと称されるスレイマン監督の新作『天国にちがいない』はこの世界に生きる全ての人に素朴な疑問を投げかける意欲作であり、パレスチナの愛と苦悩、そして世界の不条理と人間の愛おしさをユーモラスに描く。

なお、公開に先駆け10月30日より開催される「第21回東京フィルメックス」に特別招待作品として上映が決定。監督のリモートQ&Aも予定されている。さらには、エリア・スレイマン監督の過去作『時の彼方へ』 (09年)、『D.I.』(02年) 、『消えゆく者たちの年代記』(96年)の特集上映が決定している。

天国にちがいない
2021年1月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:アルバトロス・フィルム/クロックワークス 
© 2019 RECTANGLE PRODUCTIONS – PALLAS FILM – POSSIBLES MEDIA II – ZEYNO FILM – ZDF – TURKISH RADIO TELEVISION CORPORATION

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